「この映像に出ている巨大ヤフキエルの中にいる人間こそがヤフキエル事変の本来の黒幕です」
「話では聞いていたものの信じられないですね」
「その男から京極が黒幕の座を奪うとは・・・」
「ええ、その点は特殊遊撃部隊としても驚きましたね」
「直哉さん今回のヤフキエル事変ですか?その戦いの中で俺はどう動けばいいんですか?」
「ああ、それは・・・まずは神山さん達新生帝国華撃団の皆さんに動いて貰う予定ですよ。大神さん」
「成程」
「そしてトワさんが頃合いを見て、食当たりから復帰した帝国華撃団の皆さんと巴里華撃団のの皆さんに出て貰う予定です」
「でもこれは戦いが始まる前の計画なので」
「成程、最初は以前言っていたプランで行っているように見せるんですね」
「はっ食当たりで全員が病院に入院しているだってーー」
「そうなんですよ。大神さんが異界事変に巻き込まれている間にそれが起こって、退院までもう少しかかるようなので」
「それじゃあ京極達の野望は?成就するのかい」
「ああ、それは・・・心配しないで良いですよ」
「新生帝国華撃団に帝都防衛をお願いしているので」
「ああ、神山誠十郎さん達か・・・でも直哉君大丈夫なのかい?」
「何がです?」
「神山誠十郎さん達に帝都防衛を任せて、俺が言うのもあれだけど彼等は、ここが自分達の時代ではないからと言ってきょひするんじゃ?」
「そうですね。僕自身も現在の帝国華撃団がこんなに早くに退院するとは予測していませんでした」
「そしてトワの要請で巴里華撃団の皆さんも参加させると言う事も」
「でもどうして今頃になって巴里華撃団の参加が許されたんだい?」
「ああ、それは・・・今回の帝都での戦いの後に巴里華撃団が、大神さんの出撃命令を受けて帝都に来るイベントがあるんですが、今回の大きな改変によりどうなるかわからないので、今回のこのタイミングで大神さんと巴里華撃団を帝都に呼べばその後の流れが安定するとの事ですので」
「「成程」」
「混乱した流れを戻すには一時的にそれ以上の混乱させて世界の時間を勘違いをさせると言う事ですね」
「ええ、そうらしいです。自分もそう聞いたので」
「でもその発想はないよ。普通なら余計に混乱が増すのに、でも本当に巴里華撃団の皆が帝都に行くのかい?」
「それは間違いないですね」
「それは俺もですよ直哉さん確認ですけど俺が本当に現在の帝国華撃団と巴里華撃団の2つを指揮していいんですか?」
「構いませんよ大神さん」
「むしろその方が僕達としても嬉しいんですよ」
ピーピー
その時直哉の持つ通信機からのどかの声が聞こえた。
「直哉君今どこにいるの?」
「今は鶯谷の方にいますよ。のどかさん」
「あ、そうなんだそう言う事なら、大神さんと巴里華撃団の皆さんが帝都に来たんだね」
「はいそうです。のどかさん何かありましたか?」
「うん米田さんから話があるから直哉君を呼んで欲しいと言われて」
「成程、米田さんのいる場所は病院ですか?」
「ううんそれが・・・上野公園周辺なの」