「ただいま」
「響さんお帰りなさい。それでどうでした」
「ああ、それは・・・」
はい紫藤直哉です。響さんどうしたんですか?」
「直哉君実は、ゼムリア大陸にシンドイーネとメガビョウゲーンが現れたの」
「は、はいーーゼムリア大陸にイシュメルガではなくてシンドイーネとメガビョウゲーンが現れたのですか?」
「うんそうなの」
「それでシンドイーネとメガビョウゲーンは?」
「通常のメガビョウゲーンだったから浄化できたよちゆちゃんとひなたちゃんで」
「そうですか良かった」
あの時のようなメガビョウゲーンじゃあなくて良かったけどどうしてシンドイーネがゼムリア大陸に・・・)
(どうしたの?直哉君?」
通信中に黙る直哉を心配する響だった。
「ああすみませんどうしてもシンドイーネがゼムリア大陸に現れたのかがわからないので」
「そう言われたらそうね?ゼムリア大陸と関係している人物がメガビョウゲーンになっているわけではないのに」
「ええそうですねイシュメルガの動きの調査と平行した形となりますけどシンドイーネがゼムリア大陸に現れた秘密も調査をしてもらえますか?響さん」
「うんわかったよ。直哉君」
「と言うことになったわ」
「「「「成る程」」」」
響の言葉に納得する四人だった。
「そう言う事なら早く動きましょう」
「エステル待って、大神さん達の情報やメガビョウゲーンに対する情報もない状況でどこを探すんだい?」
「うう、それは・・・」
「ヨシュアさんその辺りに関しては私に一ヶ所ですが知ってます」
「それは本当なの?響」
エステルが響に聞く。
「ええ、その場所に行く前にグランゼル城に行かないと行けませんけど」
「ええクローゼの所にーー」
響の言葉にエステルが驚いていた。
「ええ、そうですその場所にいくにはそれくらいが必要なので」
そう言って響はエステル達と共にグランゼル城に向かうのだった。
グランゼル城にて・・・
「お久しぶりですね響さん。今日は直哉さんはいないんですね」
「お久しぶりです今回は直哉君とは別行動でして今回姫殿下名の無き村への調査許可をいただきたくここに来ました」
そしてエステルとヨシュアが事の説明をクローゼ姫殿下に説明をしたのだった。
「成る程ノイズに続きメガビョウゲーンを作る者達が異世界からこのゼムリア大陸に来たのですね」
「ええ、恐らくですけど彼らはクロスベルやエレポニア帝国には現れにくいと考えています」
「それはやはり誓約の関係ですか?響さん」
クローゼが響に聞く。
「ええそうですね。私はそう考えてます」