「ええその時は極秘依頼という事でエステルやヨシュアにも教えることは出来なかったの」
「それでも教えて欲しかったわ」
「それで響その後はどうなったの?」
ヨシュアが聞く。
そして響再び話し出した。
おうなんだありゃ魔神なのか?」
「大きい」
!!
「まさかあれは、ネフィリム。あれまでゼムリア大陸に現れるなんて・・・」
「響さんあいつの事知ってるの?」
「ええ、これは直哉達に会う前の世界でフロンティア事変といわれる事件の元凶と言っていい自立型完全聖遺物なの」
かつての世界では、私の左腕を食べて爆発的に強くなりましたから」
「ええーー左腕を食べてですか・・・」
直哉はネフィリムが人間を食べることに恐怖した。
「よし、女今回も左腕をあいつに食べさせろ」
「イヤーですよあんな思いは二度としたくないですよ。」
「響さん。あんな魔神みたいな者が僕達の世界にもいるんですね?」
「私がいるから恐らくね」
そして主に劫炎とレーヴェが巨大ノイズと自立型完全聖遺物ネフィリムに戦い始めた。
響は直哉を守りながら小型ノイズを倒していた。
その時不思議な事が起こった。
「ねえ、直哉君私夢でも見てるのかな?」
「いえ、響さん夢と思いたいのはわかりますが現実ですよ」
「やっぱり、夢じゃないんだ火炎魔神さんにペコペコしてるのは、ネフィリムなんだ・・・ええーー火炎魔神さん。自立型完全聖遺物ネフィリムを部下にしたーあり得ないんですけどーーー」
バターン
そう叫びながら響は気絶した。
「その時の私には、あまりにもショックだったから気絶したけど」
「それ以降の記憶ないので説明は出来ないけどレオンハルトさん達がグランゼル城に連れて行ってくれたみたいなの」
「そうなのね」
「うわあちゆっち綺麗な内装だよ。ここが異世界と再認識したよ」
「ちょっとひなた恥ずかしいからやめて」
「あちらの二人が今回ルーアンで起きた事件を解決した人達です?響さん」
「ええそうですね。ちゆちゃんとひなたちゃんちょっと来て)
「「はい」」
ちゆとひなたは響に呼ばれてクローゼの前に来た。
だがその時・・・
「あら、そちらの世界では猫ちゃんは空を飛べるのですね?」
「「「「へっ」」」」
そう呟く四人の後ろには平然としたニャトランがクローゼを見ていた。
「「「うわあああニャトラン隠れて」」」
急いでニャトランを隠そうとするちゆとひなたとペギタンだった。
「あら、今度はペンギンさんが空を・・・」
「しまったペン」
「ああもう)
「3人とも慌てなくていいよ。クローゼ姫はあえて言って楽しんでるだけだから」
「「「ええーー」」」
響の言葉に驚くちゆ達だった。