米田は元老院のメンバーとの会合を終えた後部屋に戻ると一人の女性がいた。
「お疲れ様でした米田支配人」
「ああ、あやめ君か、そう言えば今日だったか花やしき支部での適性検査は?」
「はい」
「それじゃ結果だけを教えてくれやあやめ君」
「はい」
そして藤枝あやめは隊員達の適性検査の報告を開始した。
「ふむ、霊力の大きさだけならあやめ君が巴里で見つけてきたアイリスか、そして最下位が紅蘭か」
「ええ、紅蘭は技術屋の面もありますからね」
「ああ、わかっている。このメンバーにさくらが加わると正直この部隊の隊長は大変だぞ」
「確かに、霊力の強さを集める基準としてので個性的なメンバーになりましたね」
「全くだ」
「それで支配人さくらの件は元老院は何と言ってましたか?」
「ああ、それは真宮寺さくらの加入は喜ばれたよ。ただな、真宮寺家の後ろにいる紫藤家の当主も欲しいのにと言われたよ」
「やはりですか、こうなることを直哉君は知って行方不明になったのではないですか?」
「それこそあり得んよあやめ君直哉とあったのは、三年前になる。その時の直哉は12歳だぞそんな子供に元老院の思惑を知るとは思えんがな」
ピーーピーー
その時大帝国劇場に緊急発進を要請する警報がなり始め、米田とあやめは地下司令室に向かった。
大帝国劇場の地下司令室・・・
「何があった。かすみ」
「はい、司令たった今我々の危惧している敵と異なる怪物が現れました」
!!
「「何だと」ですって」
帝国華撃団風組に所属する藤井かすみの報告に驚く米田とあやめだった。
帝都に謎の敵が出る前紫藤直哉の自宅では・・・
「何で翼さんと奏さんがここに?」
エステルは突然の来客に驚いていた。
「すまないギャランホルンのが警報鳴ったときに出来た次元の裂け目に入ったらこちらの融合世界に繋がったみたいだな」
「なんですって、ということは融合世界に新たな世界が組み込まれるのかな?」
その時エステル達の部屋に直哉が入ってきた。
「あ、エステルさんお客様が来てたんですね」
「あ、私達は響の友人だ」
「あ、そうなんですねでも今は響さんは街の方に行ってますから僕が迎えに行きますよ」
「いやそれにはおよばない」
「そうですか・・・うわあなんだあれーー空が割れている」
!!
直哉の悲鳴に気づいた三人は空を見るとこの世界から見ると異形の者が現れて触れた人を炭へと変えていた。
「「ノイズ」」
「いくよ奏」
「おう」
そう言って奏と翼は現場に向かった。
その頃ノイズ出現に近い帝都の長屋では・・・
「うわあなんだあの怪物は降魔とは違う怪物だ」」
!!
「まさかそんなこの世界にノイズが現れる何て早すぎるよ」
「響さん私達で戦いましょう」
そう言ってさくらがノイズに向かおうとしたとき、響がさくらを止めた。
「さくらさんあの怪物は私が戦います」
「あれを見てください」
響が言う場所を見るとノイズが通った場所には大量の炭があった。
「響さんあの炭はまさか・・・」
「そうですあの炭はノイズに触れた人間です」
「何ですって、それじゃ私は戦ってはいけない」
そうさくらが言うと響は無言で首を縦にふりその直後響はこの世界に来てからシンフォギアを纏った。
「響さんその格好は」
「凄い」
さくらが響の変身の事を聞こうとした直後複数のノイズが消滅するのをさくらが目撃していた。