「そう言うことですので花組の皆さんよろしくお願いいたします)
「さあグレースさんはゼムリア大陸に向かって下さい)
「待ってくれグレースお願いだあたい達もゼムリア大陸に連れていって欲しい)
「 はあ、花組の皆さんが帝都を離れれば帝都を誰が守るんですか?」
「米田支配人も言ってたよな」
そしてカンナがその時の事を話し出す。
直哉が来ないが、帝国華撃団と異世界組の今後の協力体制での変更点を伝える。
「「「「「「ええーー」」」」」」」
米田の突然の発表に地下司令室に集まった全員が驚いていた。
「落ち着け皆これから発表することは、直哉も了承済みだ」
「一体どういう事ですか?米田司令」
大神が米田に質問をする。
「帝国華撃団は一時的に帝国陸軍から離脱し特殊遊撃部隊として再編成する」
「「「「「「ええーー」」」」」」」
「特殊遊撃部隊として再編成される理由は、黒之巣会との戦い以降に帝国華撃団が強制解散される可能性があるからだ」
「何ですって‼」
「その暴走をされる前に帝国華撃団は、紫藤家の当主が持つ特殊遊撃部隊に配属することが決まった。その特殊遊撃部隊に配属されるのはわしと、あやめ君を除く全員が対象だ」
「「「「「「ええーー」」」」」」」
再び、米田の発言に驚く全員だった。
「何故司令や副司令がついてこないんですか?」
「大神これは一時的にと言ったはずだ。わしとあやめが残るのは暴走を止めるためなのだよ。そしてわしとあやめ君が止める事が出来なければ、帝国華撃団を守れる事の出来るのは紫藤家の当主だけだ」
「何故なら、帝国華撃団を誕生させようとしたのは、前の紫藤家の当主による発案だったからだ」
「「「「「「ええーー」」」」」」」
「あの計画はどうなってるんだよ」
「それは・・・」
米田は口ごもる。
「ああその計画は継続するみたいですよ。ただ大神一郎さんとマリアさんが戻って来てからの話らしいですけど」
「出来ることなら大神一郎さんとマリアさんが戻るまでおとなしくしていて欲しいですけどね
「そこを頼む私達を連れていって欲しい」
カンナが飛鳥にお願いをする。
「飛鳥ちゃんどうするの?」
「・・・仕方ないですね。もしもしレイさんそちらの宮殿に今行っても構いませんか?」
「うんどうした飛鳥、お前帝都に向かった筈だろう。」
「ええ、そうですよ今大帝国劇場に来ていて無茶なお願いをされて自分の判断では決めれないので」
「直哉は今判断できない状態なのだな?」
「ええ、グレースさんの中で寝ています」
「成る程な、それで帝国華撃団に何をお願いされたのだ?」