「「「実験ですか?」」」
「恐らくナノビョウゲーンが結果的にとはいえ魔装機兵双角に感染したことによりこういう形での実験が始まった可能性があると思うの」
なんだなんだ、帝国華撃団やっぱり君達の負けのようだね」
「くっ刹那め」
蒼き刹那が乗る魔装機兵双角が再び大神を襲いかかる。
「死ね、大神一郎ーーがはーー」
刹那が大神に襲いかかる直後双角がさくらとすみれを拘束している蔦が双角の腹部に突き刺さった。
「ぐはーーなんだよこの蔦は僕の味方じゃないのか?」
「なんだ力が抜ける、嫌だ僕は死にたくない。死にたく・・・」
「見ろよ双角がみるみる溶けていくぞ」
「哀れね」
「二人ともさくら君達を助けなければ刹那と双角を溶かしたのがこの蔦ならば破壊しないと二人が刹那のようになるぞ」
!!
そして大神達はさくらとすみれを拘束している蔦を破壊した直後
「メガ・・ビョウゲーン」
その声と共にメガビョウゲーンが大神達の前に現れた。
「「「「「なんだあのてきは」」」」」
「メガビョウゲーン」
「くっいきなりかよ」
メガビョウゲーンは持っている蔦をムチのように使い帝国華撃団に攻撃を仕掛ける。
「皆避けろ。」
大神の指示により隊員達はメガビョウゲーンの攻撃をかわす。
「まさかあの時のメガビョウゲーンは人間がナノビョウゲーンもしくはビョウゲーンキングダムの力を入れた場合の臨床実験が蒼き刹那で試したから今度は違う世界の人間でしているの?」
「恐らくダルイゼンやシンドイーネ達が自分達で考えて融合世界を効率よく蝕む為に実験しているんじゃないかしら?」
「確かに融合世界全部を蝕むにはかなりの時間が必要になると思うわね」
「それにトワさんも直哉君も融合世界が大きくなっているので全部を把握しきれてないんですよね」
のどかがトワに聞く。
「ええ、そうね完全に知らないんじゃないけど順番は完全にランダムね」
「後ゼムリア大陸みたいに想定外の接触もあるから何とも言えないのよね?」
「「確かに私達はまさかゼムリア大陸の未来に跳ばされるなんて思うわなかったわ」ペン」
ちゆとペギタンはその時の事を思い出す。
「成る程ヨシュアが機転をきかせて混乱を最小限に抑えたのね」
「トワさんはどうしてここに来たのペン」
「それはあなた達の迎えに来たのよ」
「直哉の依頼でね、早速直哉達の元に送るわねヨシュアのことは私がいるから先に二人は戻っていなさい)
トワがそう言うとフォンティーヌとペギタンは時空の風に乗り元の時代に戻っていくのだった。