「しかしよ異物の降魔の件はどうする気なのだ?」
「その件はしばらく放置するしかないかもですね」
「それはどういう事だ?」
「実は僕達はゼムリア大陸に行った後でイシュメルガによって融合世界に一度戻されたんですよ」
「何だと!!」
米田は直哉の言葉に驚いていた。
そして直哉はその時の事を話し出した。
「「「ええーー直哉君がどうしてここにーー」」」
エステル響とひなたは突然の直哉の登場に驚いていた。
「もちろん私もいるよひなたちゃん」
「のどかっちどうしてここに?」
「ここは響さんいわく過去の世界なのに」
「ええ確かにここは響さんにとっては過去のように見えるけど実は現在なのです)
「「「ええーーどういうわけ」」」
「響さん思い出して下さい」
「このシンフォギア世界を封印していた物を」」」
「え、まさか天海によってシンフォギア世界の封印が解けたの?」
「まさか天海が帝都に仕掛けた六覇星降魔陣によって融合世界の行き来できる道が開いたのか?」
「ええ、その可能性が高いと思われます。六覇星降魔陣は降魔を封印するだけの物ではなく今僕達のいるこの世界に余計な者達の干渉防ぐための物だったと推測されます。前当主の母さんがさくらさんのお父さんが帝都に結界を張るときにそう言う仕掛けがされていたのでしょうね」
「でもそうするとまずいな融合世界全部の敵が一斉に動くのだろう?」
「大丈夫ですよ。その心配はありませんよ。融合世界内部に存在する世界の敵が一斉に来ることはありませんから」
「何それはどうしてだ?」
「簡単に言えば融合世界の掟ですね掟を破ればその世界の大陸は別の大陸と交代するので」
「成る程その掟とはどんなものなんだ?」
「簡単ですよ中心世界を襲う事の出来るのは最大二種類の敵だけと制限をかけているんです。当然ノイズやメガビョウゲーンが途中で侵攻をやめたら新たな敵が出てきますけどね」
「成る程ノイズやメガビョウゲーンがこちらに敵対している間は道ができていても中心世界には入れないんだな」
「ええ、ただそれは大陸が融合世界にあることが条件なのでそれに適応しない勢力がいる場合は効きませんけどね」
「そう言う条件があるのか?」
「ええありますが米田さん達が深刻に考える部分は考えてもらいますが基本は僕達が動く問題ですし」
「まあそうだな。俺達は帝都で起きる事件に備えるべきだな」
「そうですね今後大神さんは帝都以外の場所にも行きますしね」
「何だと!!大神が帝国華撃団以外に行くこともあるのか?」
「ええあります。ただこれ以上は言えないので言いませんけど」