「何ですって紫藤直哉達が消えたですって」
「「そうなんです」」
「響と飛鳥は何してたのよ。4人が消えるまで」
「「実はトワさんに送って貰った後大帝国劇場に行ったら」米田健二が帝都にいました」
「はあ、何ですってーー」」
そして響と飛鳥はトワに説明をした。
どうした直哉?」
「隼人叔父さん。やはり今月から大帝国劇場からの連絡が無いのはどうやらあの男米田健二が、大帝国劇場に入り込んで花組達の記憶を操作しているみたいです」
「成る程なやはり奴の力だったか?直哉奴の目的は何だと思う?」
「恐らく初期の設定を使い帝国華撃団を手に入れるつもりでしょうね、少なくとも叉丹との戦いが終わるまでは大規模な行動をすることはないと見てますが」
「そうか、それならまだ時間があるな」
「ですがあの男が大神さんやマリアさんの実態を知るのは放置してていいです?」
「ああそれは構わん。こちらでその辺は調べてお前達に伝えるから。米田健二の記憶が初期の段階ならばこちら側にまだ近い可能性があるからな」
「成る程ね太正12年の年末から米田健二の工作により帝国華撃団と連絡が取れなくなってから13年に隼人から言われた直哉がその二つの世界の何処にもいないのね」
「そう言うことですトワさん」
「響直哉達が消える前の映像か記録ないかしら?」
「ええ、一応4人が消える前に話をしていた記録があります」
はっきり邪魔と言われたので気持ち的にはショックな部分もありますが事実ですし」
「でも悔しいよね」
「ええですけど米田健二が悪人になった時の事を考えると仕方がないと言うのもわかりますし、中心世界を崩壊させる訳には行きませんからね」
「でも直哉君「何処に避難するの」
「それは・・・」
「それでは私達の時代に案内しますよ。4人纏めてね」
謎の声により直哉達はどこかに連れていかれたのだった。
「成る程ね、響と飛鳥恐らくは直哉達が向かった先は太正29年に連れていかれたと思うわ」
「「ええーー太正29年にーー」」
「響と飛鳥覚えているかしら前の世界に起きた原作世界の異変と言うか新たね物語が始まった事を」
「「ああ、ありましたね。雨宮さくらさんと神山誠十郎さんがやって来た時ですね」
飛鳥がトワに言う。
「そうよ。恐らく直哉達がその時代に行ったのは米田健二の影響を受けないようにするために向こうの時代にいる何者かが直哉達の情報をすみれに与えたのじゃないかしらね」
「「成る程」」
「ただ問題なのは融合世界内部の敵が動く事が出来るのよね」
「「そう言えば米田健二に知られたらまずいですよ。ここは自分のいた世界と違うからを」」
「その辺は紫藤隼人に任せるしかないわね。響と飛鳥が動くよりはまだ安全だから」
「確かにそうかも知れませんね」