「直哉君そろそろ外に出てみない」
「そうねここはいくら快適でもお墓の中になるのだから」
「ええーーもう少しここにいた方がいいよ」
「見事意見が別れてますね、ですがひなたさんの言うとおり少しここで待って下さいもう少ししたら彼女達が来ますから」
「「「彼女達?」」」
のどかとちゆとひなたは直哉の言葉の意味をわからないでいた。
「これを見て下さい」
そう言って直哉はのどか達にある映像を見せた。
やはりワイズマンがあの時使役していた降魔は雨宮さくらさん達が戦った降魔達でしたか」
「そうなのそれで原作世界なのに微妙に違うのよね」
「それがね先ほど誠兄さんが飛鳥ちゃんと薫の技を見て言った駅での降魔襲来何だけど」
「あの事件は上海華撃団が倒したのですよね?ここでも?」
飛鳥が雨宮さくらに聞く。
「それがね・・・」
「くっこのままだとまずい」
その時青年は見た。
「破邪剣征・桜花爛漫」
GOOO
その時少女と青年の二人を襲う降魔に向けて桜色の渦が降魔の動きを封じた。
!!
「何だこれは!!
突然の出来事に戸惑う青年だった。
「今しかない」
そう思った青年は持っている刀で動きを封じてられている降魔を切り伏せた。
「ありがとうお兄ちゃん」
「どういたしましてもう少し危ないかもしれないから早く両親の所に行くんだよ」
そして映像は少し進んだ所になった。
つまり響さんは私達の時代が動き始めたのは、ゼムリア大陸での出来事と直哉さんの来訪が原因と言う事ですか」
「そう考えた方が何となくしっくり来るの上海華撃団が全く動かなかったのは原作世界でも融合世界の封印が部分的にかかっていた、その時にさくらさんがのをちゃん達と直哉君の連れてきたことによって主要キャラに直哉君と合わせる為にした可能性があるかもね?」
「確かにここは原作世界の流れを持っているのですみれさんが直哉君との記憶はないはずだから上海華撃団は動かなかったじゃなく封印されてるからですか?」
「恐らく上海華撃団を封印したり、パパの記憶を一時的にこの世界の人達に与えたのはトワさんだと思います」
「ええ、トワさんが」
雨宮さくらは響と飛鳥の説明に驚いていた。
「さくらさんも赤坂に行きます?」
「恐らくパパ達なら赤坂にある紫藤家のお墓の中にいると思うので」
「ええーーあのお墓をこちらに持ってきたの?」
「ええ、あれはお墓に似せた宇宙船ですから、と言ってもあれを移動させたのはトワさんですが」
そして響達と直哉に会いに行く事にしたさくらだった。
そして映像は終わった。
「「「ええーー嘘ーー響さんや飛鳥ちゃん達までここに来るなんて」」」
「恐らく僕達達がここに来たことによって飛鳥ちゃん達がトワさんとレイさんに僕達の捜索を頼んだのでしょう。後響さんと飛鳥でと薫ちゃんも、米田健二に友人不要な接触を避けるためにトワさんとレイさんがこちらに行くようにしたんだと思います」
「「「成る程」」」
そして直哉達と響達は紫藤家のお墓の中で合流を果たした。