「それは出来ません」
「何故ですの?」
「僕達の力は安易に使うことが出来ないからです」
「何故なら響の力は己の寿命と引き換えに力を行使していますからね」
「「「「ええーー」」」」
「ちょっといいの?直哉君そんな嘘を言って」
「僕は、嘘は言ってませんよ響さん。こちらではまだ起きてませんけどフロンティア事変の時の事を言っているので、大丈夫ですよ」
「ああ、あの時は確かに・・・」
「それでもいいのですか?神崎すみれさん貴女が僕達に協力を要請するのなら立花響さんの死を受け入れる事が出来ますか?」
「そんな言い方は横暴です。そんな風に言わないでください」
「最初から僕達をあわよくば利用しようとしていた人がよく言えますね」
「それは・・・」
「それは流石に言い過ぎだよ、直哉君」
響が直哉を止める。
「確かに私達は貴方達の力の協力があれば帝都を守る事が出来ると思って貴方達に接触したのも事実ですわ」
「接触した理由は華撃団大戦に出場と優勝をして事実上の帝国華撃団の名声を取り戻す為ですか?」
!!
「何故直哉さんがその事を?」
「ああ、それは街の人達が僕達がまだ帝都にいた頃は帝国華撃団一色だったのに戻って来たら上海華撃団が帝都を守っているのをみて驚いてしまいましたけど、後作業の言葉に対してすみませんでした」
「いえこちらも貴方達の事情を知らずに協力要請をしたことは謝りますわ」
そして響と直哉は大帝国劇場を後にした。
「さてとこれからここにいれば旧帝国華撃団の話ではなく、新生帝国華撃団の原作に巻き込まれるなあ」
仕方ないな、響さん前の世界で神山さんと雨宮さくらさんと僕がどういう関わりかたをしてました?」
「え、それは神山さんは転移の影響で暫く入院をしていましたね、そしてさくらさんは良く飛鳥ちゃんと修行をしてました」
「え、何で飛鳥とさくらさんが?」
「あ、そう言う記憶は戻ってないんですね」
「え、それはどういう事です?」
「雨宮さくらさんは真宮寺さくらさんを目標にしてるのは覚えてますか?」
「ええ、覚えてますよ」
そして飛鳥ちゃんと薫ちゃんの母親は真宮寺さくらさんなんですよ」
「ええーーまさか薫ちゃんと飛鳥ちゃんは僕の事をパパとも言いますね・・・まさか二人の世界では僕のの奥さんが真宮寺さくらさんなんですか?」
「「その通りだよパパ」」
その時飛鳥と薫が直哉と響と合流をしたのたった。
「「やっとパパが私達のママの事を思い出した」」
「いやいや、あり得ないでしょ僕が真宮寺さくらさんと結婚するなんて)