新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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娘達の世界からの来訪物

「「どういう事?」」

 

 

「実は、フォンテーヌさんとスパークルさんを魔空空間内に送った直後に私達の世界であるものを見つける為の装置が突然起動したんです」

 

 

「何だってーー」

 

 

「その装置は私達の世界の帝都と交流をしていたミッドチルダという世界で使われていた装置です」

 

 

そして飛鳥はその装置が起動した場所での説明を始めた。

 

薫この反応どう思う?」

 

飛鳥はそう言いながらある機械を薫に見せる。

 

「飛鳥ちゃんその機械はガジェットに反応するというやつじゃん二人のおばさんに持たされた奴の」

 

 

「そうよこの空間に入ったときにこの機械が反応したのよ」

 

「ええーーまさかそんな事が起きるなんて」

 

 

「でも以前ユウナさんとミリアムさん達と出会った時に言われたことが事実だったとしたら?」

 

そして飛鳥と薫はその当時の話を思い出していた。

 

 

「「「ええーーエステルさんたちの代わりに来たーー」」」」」

 

「どういう事ですかユウナさん」

 

 

飛鳥が代表してユウナに聞く。

 

「ええ、実は、私達の住むゼムリア大陸は飛鳥ちゃんと薫の本来の世界幼馴染世界を含む4つの世界がひとつになった後も存在してたのは飛鳥ちゃんと薫ちゃんならわかるわよね」

 

「ええ、4つの世界がひとつになった世界の影響で私達の住む時間の世界は旧世界になりミッドチルダとゼムリア大陸の2つの世界以外とは断絶したのですから」

 

 

「飛鳥ちゃんもしかして君達はあの時ユウナさんとミリアムがすこやか市に来たタイミングでこちらの世界に君達の世界で使われていた機械が流れて来たと思ってるの?」

 

 

直哉が飛鳥に確認をする。

 

 

 

「ええ、そう考えるのが自然何ですけど、私達の世界の歴史は新生帝国華撃団が存在しないのでガジェットが流れ着くこと自体不自然なんですよね」

 

 

「ふむ、そうすると何者かが飛鳥達の世界とここの世界に続く道を作ったという事が可能性として一番高いとなるけど」

 

 

「そうなんですよね、でも私達の世界で異世界の道を作れるとしたらあの人しかいないですけど」

 

 

その時直哉にのどか達からの連絡が来た。

 

「直哉君急いでお墓に戻ってきてーー大人の紫藤直哉さんからの連絡が来てるから」

 

 

「何ですってーー」

 

 

「「直哉さんどうしたんですか?」」

 

「ええ、今僕達の拠点にある人から連絡が来てるそうです」

 

 

「その人の名前は紫藤直哉という人らしいです」

 

「「ええーーパパが、でも死んでるのに」いやパパなら通信位やれるからね死んでても」

 

「そうなの?飛鳥ちゃん」

 

「うん、直哉さんパパからの通信からなら私達も行きます」

 

「頼むよ君達のお父さんの姿がこちらから見えないかも知れないから、僕個人の霊力はそれほど高いわけではないからね」

 

 

 

そう言って直哉と響と薫と飛鳥は直哉達の家兼お墓に向かった。

 

 

 

 

 


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