「久しぶりだな紫藤直哉」
「君は一体何者何だ、雰囲気的に僕と同じような存在なのか?」
「俺の名前は真宮寺直哉と言う。俺の素性を知りたけばそこにいる飛鳥と薫に聞け。どうせお前達は暫くこちらの世界で暮らすのだから」
「何故君がそこまでこちらの事情に詳しいんだ?」
「それは俺はイヨとの協力体制になっているからな」
「イヨだってーー何者何だ」
「はあ、そんな事も忘れてるのか?なあ飛鳥ちゃんと教えてないのかよ」
「まあいい、今はお前達と戦う時期ではないからな」
「どういう事だ?」
「今のお前が気にするのは、俺の事ではなくゼムリア大陸から来た者がかつての帝国華撃団と巴里華撃団が倒した大久保長安を復活させたぞ」
!!
「ほら見てみろ大久保長安が復活したことにより金色の蒸気が帝都に舞だしたぞ」
「せいぜい頑張って止めることだな」
そして真宮寺直哉はどこかへ消えたのだった。
「飛鳥ちゃんと薫ちゃん彼が言ったことは本当か見せてくれない」
「「わかりました」」
そう言うと二人は魔法の一種を使い帝国華撃団と上海華撃団のの様子を見始めた。
漸く目覚めようですね。大久保長安」
「お前は何者だ我を甦らせたのはお前なのか?」
「ええそうですね。と言って悪霊にかなりの量のナノビョウゲーンを使いましたからね、さしずめ今の貴方はテラ悪霊とでも言いましょう」
「何だと!!我を貴様の道具にするつもりか?」
「いえいえ私は自分の研究がキングビョウゲーン様に見てもらうために貴方をこの時代に甦らせたのですから」
「この時代だと。我が静められた時は13人の乙女と一人の男と約束したはずその者達は一体どうした?」
「それを聞きたいのですか?」
「ああ頼む」
「貴方を静めた者達は一人の乙女を除いてこの世界から消失しましたよ」
「くくっ哀れですね大久保長安貴方が託した者達は帝都を守りきれずに己の命を落としたのだから」
「「これは!!」」
「直哉さん真宮寺直哉の言っている事は間違いないようです」
「どうしますか?このまま助けに入りますか?」
飛鳥が直哉に聞く。
「成る程これが見えないメガビョウゲーンの正体ですか?確かに悪霊でも普通の霊にナノビョウゲーンが感染するなんて思いませんからね」
「「「うんうん」」」
「そして見えないナノビョウゲーンを開発したのがワイスマンですか、そしてこの世界がサクラ大戦の歴史を受け継ぐ世界ならば大久保長安の存在があってもおかしくないですね」
「まさかこんなかたちでビョウゲーンキングダムの人材補給をしているとは・・・」