「直哉君私達はこれからどうするの?」
「僕としては正直こちらの世界の関わってしまうのは得策とは思いませんが、グワイワル達がいる以上関わらないわけにはいきませんからね」
「そうね、それにワイスマンが新たにテラビョウゲーンにした人物と言うか霊の人はどうする?」
「その霊の事ですけど皆さん聞いて下さい」
そう言って飛鳥が大久保長安の事について話し出す。
「まずワイスマンが復活させた霊の名前は、大久保長安といい、旧帝国華撃団と巴里華撃団が協力して戦いをした敵であり、旧帝国華撃団としての最後の敵でした。
「え、でも降魔皇が最後の敵じゃないの?」
スパークルが飛鳥に聞く。
「正確には降魔皇と言う存在は新サクラ大戦と言う基本が出来たときに作られた敵であり実際の所未だに降魔皇についてはわからない部分がありますからね」
「成る程、飛鳥ちゃん達にとっては大久保長安と言う敵がラスボスなのね?」
「ええ、私達の世界ではそうなっていました」
「ふむ、でも僕達も降魔皇と戦うまでこちらにいるともかぎらないのでそこまで考えなくてもいいと思いますよスパークルさん」
「もしだけどこちらの原作世界の敵とダルイゼン達が繋がっていたらどうするの?」
「ええ、それは僕も気になっていました。真宮寺直哉君の言葉からしてワイスマンはこの世界の降魔死者を使って研究をしているような口ぶりでしたから」
「「直哉君私を使って帝国華撃団と協力体制を整えよう」」
「ええ、本気ですか?二人共」
「「本気だよ私達は」」
「確かに飛鳥ちゃんと薫ちゃんのサイバスターとザムジードを帝国華撃団に見せるよりは響さんやグレースさんに大帝国劇場に入り込んでもらった方が雨宮さくらさんをいざと言う時に手伝えますね」
「しかしちゆさんとひなたさんも一緒出ないとお二人の意見には賛成出来ません。今回の件は僕が影となることであくまでもこちらの世界のバランスをこれ以上おかしくしないようにしなければ行けないと思うので」
「それと別にちゆさんとひなたさんにこの時代と融合世界の中心世界の帝都との違いも少しは勉強をしてもらいたいと思うので」
「うええ、勉強をーー」
「成る程私達の学生と言うのをうまく利用して実習生みたいな立場で行って実際に勉強にもなると言うことね」
「ええ、はっきり言って中心世界の時代より進んでますからあまり意味はないかもしれませんけど」
「そう言う理由でのどかさんとひなたさんにちゆの響さんにこの時代の大帝国劇場に侵入してもらいますねいいですか?」
「「「「はい」」」」