この家に住む主の少年が大帝国劇場のオープンセレモニーに行った後・・・
この家に家政婦として少年に近づいた異世界の協力者の立花響がこの世界の神の位置ににいるトワに連絡をしていた。
「トワさんやはり直哉さんの記憶は今のところ全くないですね。まあ私達が大帝国劇場のオープンしたばかりの時にいるからかも知れませんけど」
「そう、なら時が立てばある程度は記憶は戻る可能性はあるのかしら?」
「恐らく無理と思いますよ」
「あらどうして?」
「どうも直哉さんの家族には死んで貰いたい勢力の存在するみたいですねこちらでは」
「あら、まだその時点では私もレイのほうも不干渉のはずなんだけど」
「そうなんですね、そうなるとこの世界だけの事件なのかな?」
「うーん気になるわね、響取り敢えずその関連の調査に私の分身のミズキとナナとエステル・ブライトにそちらに行くように依頼するから」
「ありがとうございますトワさん」
「といってもそちらでは、一年か二年ごになるけどね」
「ええーー」
響はトワ言葉に驚いた。
「文句を言わないの、まだその世界の物語も始まってないのに協力者を送る事は出来ないのよね」
「そうなんですね」
「少なくとも直哉の記憶が大帝国劇場との関わって行くことがあれば最低限の記憶は戻ると思うけど」
「こちらとしては直哉が帝国華撃団との関わりが多くなったら赤坂の直哉の両親の墓に連れて来てね響」
「わかりました。トワさん、前の世界でエステルさんが直哉さんのお墓秘密通路を通りトワさんに会わせた事を今度は私がすればいいのですね?」
「そう言う事よ、ただ今回は物語が始まる前のタイミングでしないといけないかもね?」
「直哉の本来持っておかないといけない記憶も両親が死ぬイベントで消失したのはこちらとしても彼らに今後私達が与えるイベントに対応出来ないのはまずいからね」
「そうですよね?」
「それにね消えた残りの神達が何らかの動きもあるかも知れないし前の世界で動き出したデボネアも恐らくこちらにも姿を見せるかも知れないし」
「確かにそうですね、それとあの双子はこちらに来る予定ですか?」
「ええ、彼女達もね今は彼女達は地底世界に協力を要請してもらっているわ」
「成る程、前の世界で最初に直哉さんに会った彼女達は、どうしていますか?」
「それがね彼女達の世界は今回の融合世界との関わりは今の段階では関わりを持たないみたいなのよ」
「そうなんですね、それはまずいのでは?」
「それは問題ないわ。あの世界と一時的な繋がりが無くても」
「ただいま」
「おっとトワさん直哉さんが戻って来たので通信切りますね」
「はいはい」
そう言うと響はトワとの通信を切りのどかと共に彼を迎えた。