時を少し遡り
「グレースさん待ってください。どうやら私達の別のお客さんです」」
「え、」
グレースは飛鳥に言われて止まった時一つの攻撃がグレースの前を横切った。
「「これは破邪剣征・桜花放神」」
グレースとグレースのヒーリングステッキの中にいる直哉は突然の攻撃に驚いていた。
「ちっまた君が邪魔をするのか?紫藤飛鳥」
「そう言う貴女こそ前の世界みたいに負けますよ夜叉さん。ここで負けたらゲンアン様に嫌われますよ」
「五月蝿い勝てば文句ないわ。ここで今代紫藤直哉より厄介なお前たち姉妹を確実に殺してやる」
そして夜叉は飛鳥と薫に襲いかかる。
「「破邪剣征・桜花放神」」
飛鳥と夜叉の二人が放った桜花放神が戦いの開幕を知らせるベルとなった。
「飛鳥ちゃんと薫ちゃん」
グレースが二人に声をかける。
「グレースさんとパパ私と薫が夜叉を抑えるので、二人はメガ降魔を浄化してください」
「させないわ魔空空間」
夜叉がそう呟くとグレース達がいる場所中心に魔空空間と言う異空間が作られ夜叉の誘導により飛鳥と薫は魔空空間の外のエリアにつれだされた
「しまった!!」
急ぎ飛鳥と薫はグレースの所に戻ろうとしたが、魔空空間によりグレースと合流は出来なかった。
魔空に取り残される形になったグレースと直哉とラビリンは・・・
「ああまた異空間に閉じ込められたよ」
「落ち着くラビグレースとりあえず夜叉が召喚した降魔を浄化するラビ」
「でも降魔だよ。ラビリン」
「グレースこれはラビリン達も驚く事だけどこの降魔達は体内ナノビョウゲーンが侵入したタイプのメガ降魔ではなく人為的に作られたタイプのメガ降魔ラビ」
「ええーー人為的に作られたメガ降魔ーー」
グレースはラビリンの言葉に驚いていた。
「成る程、人為的に作られたメガ降魔を上級降魔の夜叉がテストをしている。これは本当にこの世界の降魔を率いている者が、ダルイゼンやグワイワルと手を結んだ可能性が高くなりましたね」
「ええそれは無理ラビよグワイワルは頭を使うタイプのビョウゲーンズだし、ダルイゼンは面倒な事はしたくないタイプのビョウゲーンズだし」
ラビリンが直哉に言う。
「ええそれは僕でもわかりますよ。ただ頭の切れる人物がシンドイーネによって作られたビョウゲーンズですよ思い出して下さい」
回想・・・
ふんこの程度の力しかないのなら空の至宝の力を取り込まなくても良かったな」
「そんなことないわよ。進化しなさいメガビョウゲーン」
シンドイーネがそう言うとナノビョウゲーンが至宝を取り込んだワイスマンに感染したのだった。
「何だ私の中にーーーーごぶぁーー」
次第にワイスマンが変異していく
「ウフフ、成る程ねこれが突然変異の進化なのね」
シンドイーネがそう言うとしばらくしたあとワイスマンの体内から進化した新たなビョウゲーンキングダムの幹部候補の人材が現れた。
「ウフフ、いいわ来なさい僕」
「・・・了解」
そう言ってシンドイーネはワイスマンの体内から進化した新たなビョウゲーン候補の人材と共に撤退をしたのだった。
回想終了
「「ああワイスマン」」
「そう彼ならそう言う事をしそうですね」