天照戦後から数日後新生帝国華撃団に世界華撃団連盟から活動停止命令が届いたのだった。
「なっ私達は出撃しなかったのにどういう事ですの?」
「すみれ様大変もうしにくいのですけど恐らく原因はすみれ様の行動が原因かと」
そしてカオルはその時の行動を記録している映像を再生した。
「おっと勘違いするなよプレジゼントG俺はあの魔装機兵天照を召喚した奴を追いかけていただけだ。そして、懐かしい大帝国劇場に来たら。嫌らしい言葉を聞いたのでね」
「少し寄っただけだぜ、なにもプレジゼントGのあれを邪魔するつもりはないが・・・おっとすまんプレジゼントG」
「貴様ーーよくも」
「さてプレジゼントGさん先ほどの少年の言葉は事実ですか?」
「・・・はい」
「ギャアアア。お許しをすみれ様ーー」
「いかなる理由があるといっても相手は連盟の長を殴るとは」
「仕方がないでしょう。あんな話を聞いた後では?」
「すみれ様の気持ちもわかりますがこれにより帝都における防衛戦力は0となりました」
「はっ?上海華撃団がいますわよね?カオルさん」
「上海華撃団については隊長の機体が以前の戦いで大破に近い状態で出撃不能で行方不明の隊員も入ることと言うことで実質うちと同じ状態ですね」
「・・・何ですってーー」
その頃紫藤直哉達と一緒にいる雨宮さくらの元に誠十郎から連絡が来ていた。
「ええーーどうしてそんな事に」
「ああ司令が言うには帝国華撃団は華撃団連盟の規約違反と言う事で華撃団活動停止命令が出された。理不尽と思うが理解してくれさくら」
「誠兄さんは本当にそれでいいと思います?」
「俺は個人的な意見で言えぱ異世界の敵も俺達が戦うべきと思うが、華撃団連盟の意見もわかるんだ。降魔や霊的災厄に対抗出来るのは華撃団なのだから」
「さくらとりあえず戻って来て欲しい今後についてすみれさんが伝えると言っていたから」
「わかりました」
そしてさくらは誠十郎との通信を切った。
「成る程こういう形で帝国華撃団を封じ込めるのは流石ですね」
「直哉さん何か知ってるんですか?」
「僕が知ってると言うわけではなく飛鳥ちゃんと薫ちゃんのお父さんの世界の頃に互いに知り合った世界の方で陸軍の要請で帝国華撃団が活動停止にまで追い込まれていたそうですよ」
「ええーー私達と同じような事が別の世界で、起きてたなんて」
「まあ自分もさくらさんに説明してますけどその頃の事は飛鳥ちゃんや薫ちゃんに聞いたんですがね」
「とにかくさくらさんは大帝国劇場に戻って下さい。恐らく僕達をこちらの世界にいたせたい人物のせいで帝国華撃団を活動停止に追い込んだ者が動くかも知れないので」
「ええーー」
その後雨宮さくらは大帝国劇場に戻って行った。