「ねえ直哉君さっきさくらさんに言ったこと本当にそう思ってる?」
「ええ、響さん僕は意図的にそうなるように仕向けられたと思ってます」
「それはどうして?」
「それは彼女の出現によって原作世界に悪影響を与えられたからですね。まあ彼女にとって僕はとるに取らない程度の存在のようですけどね」
「ああ、イヨの事ね。確かにこのタイミングでの遭遇は普通ならしないね。だって私達は融合世界に戻る準備をしているんだからちょっかいを出すなら。融合世界でした方がいい筈だよね」
「ええ、その筈です。でもそれをせずにこちらで動いたのは、何かしら意味を持つと思うので」
「単純に融合世界に戻る事を阻止したかったんじゃ?」
「ええ、そうも考えましたが自分イヨとか米田健二に関する記憶が無いので、何の為に僕に接触するのかがわからないのですよ」
「そっか直哉訓は世界が変わるとき記憶も最低限記憶しか継承されないんだっけ」
「ええ、そうみたいですね。だから今回から守護者をつけたんじゃないかなと僕はそう思いますね」
「成る程ね確かに世界が変わる度に記憶がなくなるならそれをサポートする人が必要だね。前の背かにある程度詳しい人が」
「ええ、そう言う意味で今回の初期の守護者は響さん、エステルさん、まだ会ったことない獅童光さん達と、雨宮さくらさんの四人が決まって、そして五人目は恐らく前の僕と最後まで一緒にいたらしいのどかさんとラビリンになったんじゃないですかね?」
「ああだから・・・」
そして響は思い出す。
「ふう、今日もいい天気だね、響さんとのどかちゃん。僕が君達を見つけて1週間になるけど君達は家出とかしたの?」
「「いいえ私達は貴方の生活のサポートをするように言われてきた家政婦と思ってください」」
「家政婦ねえ・・・両親が不慮の事故にあってから天涯孤独の僕に君達を送りつける人はいないはずなんだけど?」
「あははそんな事気にしなくていいですよ。貴方は貴方のままでいてくれれば」
「そうなの?まあ、良いや今日は大帝国劇場の米田さんに呼ばれていたから僕は行くよ」
「「行ってらっしゃいませ」」
そう言ってこの家の主は大帝国劇場に向かった。
「私とのどかちゃんが最初から出番があったんですね」
「ええ、今だからわかることですけど、響さんとのどかさんは変身しているのがバレなければ一般人として行けるとトワ達も考えたのでは無いですかね」
「成る程ね、でも直哉君私達はこれからどうするの?」このまま融合世界に戻る?」
響が直哉に聞く。