時を少し戻して・・・
「ふいー何とか直哉君の代理として帝国華撃団との調整役をこなせたよ」
「さて直哉君とのどかちゃん達の活躍を見ようかな?」
ふざけた事を抜かすな。破邪剣征・桜花放神」
「ママとお爺ちゃん力を貸して・・・」
そう言って飛鳥は霊剣荒鷹を抜いた。
「破邪剣征・桜花放神」
「飛鳥も夜叉が放った同じ技を使った。
「「うおおおお」」
そして互いにぶつかり吹き飛ばされたのは、夜叉の方だった。
「何故だ何故私は飛鳥と真宮寺さくらに勝てぬのだーー」
「夜叉貴女は、もしかして・・・」
「フフそんなにその子供に勝ちたいのならば夜叉貴女に新たな力をも授けましょう。この黒の機体をね)
そう言ってワイズマンが現れた。
「フフ、どうしますか?夜叉乗りますか?」
「ええ乗るわ。勝てるのでしょう?」
そして夜叉はワイズマンの思惑通りに黒い機体に乗った。
「ええーーちょっと待ってあのヴァリマールは・・・直哉君からリインさんの事を聞いたとき出てきたあれじゃん」
響は直哉とのゼムリア大陸のエレポニア帝国についての話をしていた。
「響さん実はゼムリア大陸のエレポニア帝国には巨大ロボットが存在する伝説があるようです」
「ええーー巨大ロボットーー」
「ええ、それを知ったときリインさんが乗っていたヴァリマールもその内の1体だと知りました」
「ちょっと待って直哉君。ヴァリマールがその内の1体ってまさか・・・他にもそのロボットが存在するの?」
「ええ、後6体ほど存在します」
「ええーーヴァリマールを入れて7体存在するの?」
「そのようですね」
「一体何のために?そんなに存在するの?」
「実は、その伝説はエレポニア帝国のみに伝わる伝説でして、響さんと行ったリベール王国にはロボットに関する伝説的な記録はなかったでしょ」
「うんそうだね。かわりにリベルアークに繋がる記録はあったけどね」
「そうですね。もしかしたらゼムリア大陸には各地方にそんな伝説等の関連で存在する世界なのかも知れませんね」
「と直哉君が言ってたけどあの黒いヴァリマールは恐らくリイン君がイシュメルガに乗っ取られたような感じで怖いな」
「さてと大帝国劇場の方を見てみよう」
そう言って響は映像を大帝国劇場方面に向けた。
「フフ、プリキュア達はワイズマンの作戦通りに動いたな。俺も予定通りに動くか」
「やれメガ光武大帝国劇場の中にある者を連れてこい」
「GUOO」
グワイワルがメガ光武を使って誰かを誘拐しようとしていた。
「うーんグワイワルが動いてるな。直哉君の判断を仰ぎたいけど、私がグワイワルを抑えるのがいいよなきがする。このタイミングで彼等が単独で動くのは誰かの入知恵と思うからね」
そう言って響は急いで大帝国劇場に向かった。