「なんだあの光は?」
ヴォルクルスは自身の放ったメガグラビトロンウェーブが相殺した光に唖然とした。
その時ヴォルクルスの周囲を高速で通り抜けた機体をヴォルクルスが見た。
!!
「奴まで戻って来ていたか、サイバスターめ」
「へっヴォルクルスお前の相手は後でしてやる」
マサキがそう言うとサイバスターはヴォルクルスから離れキュアグレースの所に着陸してフォンテイーヌとスパークルをおろした。
「「グレース。直哉君」」
「みんなよかった」
その頃空を飛ぶお墓から出てきたサイバスターを見てラングラン軍は驚いていた。
「「「どうしてお墓からもう一体のサイバスターが?」」」
「それにあの声はマサキ殿に間違いない」
「それならば強奪犯人が乗っていたサイバスターは一体?」
「それは後で考えろ。今はヴォルクルスが放った謎のロボットを倒すんだ。サイバスターや空を飛ぶお墓から出てきた物が俺達の援護してくれると言っても向こうの数が多いのだぞ」
「「「了解」」」
そしてラングラン軍は体勢を建て直し再び脇侍に戦いを挑むのだった。
「フォンテイーヌとスパークルはラングランの人達に助けられてたんだよね」
「ええ、そうよグレース貴女は知らない筈なのにどうして知ってるの?」
「え、シュウさんがフォンテイーヌとスパークルの状況を教えてくれてね」
「シュウ・シラカワ?」
「そうだよ」
「グレースその人は悪人だよ」
「ええーー」
スパークルの言葉に驚くグレースだった。
「どういう事?スパークルシュウさんが悪人だなんて)
「スパークルの言葉は本当よ私達を助けてくれた人が教えてくれたの」
しかし戦争で土地を奪う何て本来ならそう簡単には出来ない筈よ」
「それがねシュウ・シラカワと言う人物がテロリストを使って王都ラングランの防衛力を落としていたからその隙をシュテドニアスが利用したの」
「なんて事」
「そのシュウは、ヴォルクルス教団をも利用してたみたいだけどね」
「「ヴォルクルス!!」」
「そんなシュウさんが・・・」
「とりあえずグレースさんフォンテイーヌさんとスパークルさん今はシュウさんの話をしている暇はありませんよ」
「「「は、そうだった。とりあえずシュウさんも助けないとスパークルの言葉の真意を聞かないと」そうね、私達もリューネさんの立場の話を聞いただけだしね」
そうだねシュウさんがヴォルクルスに操られていると言う事だってあるしねテロリストを使ってラングランを混乱させたのは自分の意思じゃないかもだしね」
「3人とも話が纏まりました?」
「「「うん」」」
「それじゃ僕達も行きますよ」
「でもあれだけの脇侍の直哉君と雨宮さくらさんに対処出来るの?」
「大丈夫ですよ。もうすぐレイさんが援軍を送ってくれますから」
「「「援軍?」」」
3人のプリキュアは直哉の言葉の意味を理解出来ずにいた。