「「何だってーー」何ですって」
大神と真宮寺さくらはヴォルクルスの言葉に驚いていた。
「ええーー何でここに真宮寺さくらさんがーー」
雨宮さくらも別の意味で驚いていた。
「直哉君もしかして大神一郎さんと真宮寺さくらさんが私達の救援なの?」
グレースが直哉に聞く。
「ええ、そうですねお二方も最近米田健二が融合世界から消えて元に戻ったのでレイとトワに頼んで来てもらうようにお願いしてたんですよ」
「「いつの間に」ラビ」
「それはこちらに来てグレースさん達の変身が解除出来ないので寝たふりをしながらトワに連絡をしたのが最初で、トワ達も変身が解除出来ない理由を調べてもらってますが今のところわからないようですね」
「きゃああさくらさんだーーまた会えるなんて夢のようですーー」
「「落ち着いて下さい」落ち着いてよさくらさん」
フォンテイーヌとスパークルは興奮している雨宮さくらを落ち着かせようとしていた。
「フフ、しかしお前達に異世界に来れる技術があるとはな。我も少し驚いたぞ」
「ヴォルクルス俺達はお前から紅のミロクを取り戻す。覚悟しろ」
「ふん、成る程な、だからお前達はここに来たのか?帝国華撃団として」
「そうだ」
「無駄な事をわざわざ死に来るとはな。まあいい、今回は裏切り者を処分するために出向いて来たが帝国華撃団とそこにいる小僧との戦いをメインディッシュとして次我が出てきた時が決戦の時だ」
そう言うとヴォルクルスはこの場から消えたが脇侍と降魔は消えず残っていた。
「行くぞさくらくん」
「はい大神さん」
「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」
その時大神一郎と真宮寺さくらの合体必殺技破邪剣征・桜花乱舞が放たれて残っていた全ての脇侍と降魔を撃退したのだった。
「凄い流石さくらさん」
「凄いです」
「凄い」
「ふう、とりあえずヴォルクルス以外は倒せたみたいだなさくらくん」
「ええ、今のうちに直哉君と合流しましょう大神さん」
「そうだな。俺達以外の人達の事を伝えないとな」
そして大神とさくらは直哉と合流した。
「成る程、トワとレイは融合世界の歴史を進めるために戻って来てと言う伝言ですか」
「ええ、レイさんが太正15年まで進めたいと言ってました」
「ですがそうも簡単には帰れそうにないですけどね」
「ねえ直哉君何でプリキュアの姿のままなの?)
真宮寺さくらが直哉に聞く。
「ええ、実はここに来てから僕を含むプリキュア3人の変身が解除出来ないんですよね何故か」
「それは大丈夫なのかい?」
「ええ、今のところはグレースさんにも体の変調はないみたいなので」
「とりあえず詳しい話は家のお墓でしましょうか」
そして直哉達は響達と合流するために紫藤家のお墓である。宇宙戦艦に移動を開始した。