「ええーーバテデモーダと言う奴何で私の技を使えるのよ」
「恐らくはあのバテテモーダと言う敵は直哉君を媒体として誕生したビョウゲーンズなのではないですかね?」
「大神さんとさくらさんはその時の事を覚えてませんか?」
「「え、それって私達と俺達が直哉君が率いる部隊に入ると言う話をしていた時の事?」」
「ええ、そうです」
そして大神と真宮寺さくらはその時の事を思い出していた。
「直哉さん改めて聞きますが貴方が本当に、一時的にとはいえ上司ととなる紫藤家の当主なのですか?」
大神が直哉に聞く。
「ええ、それは間違いありませんよ、大神さん」
「それにしても直哉その格好は似合うな大神がプリキュアになった映像を見たときより」
「「「「「嘘ーーー隊長がこの格好は流石に、直哉さんは隊長より子供体型ですからそこまで私達も違和感はありませんけど」」」」」
アイリス以外の隊員はありませんけど大神がプリキュアに一時的になったことに驚いていた。
「何だろう?この差は・・・
「大神はん。頑張ってや」
「紅蘭・・・」
「しかしその格好では皆が真面目に話を聞けないと思うからなんとか出来ないか?直哉」
「僕も解除したいんですけど。僕の意思では無理なので」
そう言ってグレースの方を直哉が見ると、突如直哉の体が光だし、その光が収まると直哉の格好は普通に戻るのだった。
「響君思い出したけどあの件とパテデモーダと言う人物がどう繋がりを持つんだい?」
「ええ、それはあの時に直哉君がプリキュアの姿にならなければ、ビョウゲーンキングダムの一員になっていたそうです」
!!
「その時のやり取りの記録を見せますね」
そして響は映像を再生した。
「ええ、大丈夫だよ。のどかさん。ただ僕がグレースの足枷になったね確実に」
「「どういう事?」ラビ」
そして直哉は自分のお腹辺りを二人に見せた。
「「これは」」
直哉お腹にまだ小さいが黒い蠍のような黒点が出ていた。
「恐らくだけど、僕はヒーリングステッキにいたとしてもグレースの受けたダメージが僕の体内に蓄積し今のような黒点ができたと僕は考えます」
「もしその蠍が心臓に行ったらどうなるの?」
「恐らくですけど、僕はこのままだとメガビョーゲーンの仲間入りをするかも知れません」
!!
のどかとラビリンは直哉の言葉にショックを受けていた。
「ラビリン」
「のどか」
そしてのどかはキュアグレースに変身した。
グレース」
「エレメントチャージ」
「キュン、キュン、キュン、」
ヒーリングステッキの肉球を3回タッチしたグレース。
「「ヒーリングゲージ上昇」」
「プリキュア 、ヒーリングフラワー」
「ビョーゲーンキングダムのの印消えてーー」
そう言ってグレースはプリキュアの力を直哉体内に書かれている蠍の印を浄化をしたのだが・・・
「うわあああ」
「もうやめるラビグレースこのままだと直哉の体がもたないラビ」
「待ってもう少しで消えるの直哉君我慢して」
「うがああああーー」
この時の体内には、自分の本来持つ霊力と外から浸入してきた。光と闇の力がそれぞれが暴走し、紫藤直哉は人でありながら人でない者になりかけていた。
どーん
「「きゃああああ」」
グレースとラビリンは爆発により医務室の橋まで吹き飛んだ。
そして煙が晴れると直哉の姿はキュアグレースと同じ格好に変わっていた。ただコスチュームの色が空色に変わっていた。
「なんですかーーこの格好はーー」
「「ええーー直哉君がプリキュアになったーー」」
映像終了・・・
「「「成る程こういう経緯で直哉君はプリキュアになったのか」」のね」
「とするとバテデモーダはまさか・・・」
そうさくらが口にする
「ええ、そうです。直哉君の心臓周辺にあった蠍型の黒点バテテモーダに進化したものと考えられます
「そしてバテデモーダが霊力を持つ明確な事実になると思います」