「ええ、何者かによって融合世界からコピーしたんだとおもいます。恐らく初期の実験段階と思います」
「その理由はやはり・・・」
「何でワイズマンがもう一つのすこやか市を」
「その辺はワイズマンに聞くしかないですけど、可能性として純粋にプリキュアの力が知りたかったんではないですかね?」
「ええーープリキュアの力を」
「ええ、こちらのプリキュアの力には僕と言う異分子が混ざっていますし、あそれは僕が自分で言ってるんではなくあくまでも研究者としての目線の言葉ですから」
「それならいいけど直哉君。自分が必要ないなんて言わないでね」
「それで話を戻しますけど場合によっては自分達と融合世界で会うかもしれないです。それとキングビョーゲンが二人に増えますけどいいですか?」
「あ、そっかもう一人の私達の世界が来ると言うことはビョーゲンズも来るのね」
「そういう事になります。後これは可能性ですけど、僕の完全な覚醒にはもう一組のプリキュアの力が必要かもしれません」
「ええ今のパパの魂がのどかさんに伝えたようにワイズマンが今いる世界でもう一つのすこやか市を召喚する連取をしているみたいですね」
その頃過去の紫藤直哉は
「僕の言葉はあの子には届かないのか?」
「え、ああごめん。赤い髪の女の子の体に異質な霊力があるからね。よければ取ってあげようと思ったんだ」
「のどかの体の異質な霊力は直哉君の魂ね恐らく」
「それってまずいんじゃ」
「どうかな?僕なら取り出せて君を開放出来るけど?」
「・・・すみませんが、私に宿るこの霊力は大事な物なので手放す事はしません」
「おお、のどかっち言い切った」
「どうして断るんだい?このまま放置してたら君の体に害を及ぼすかもしれないんだよ」
!!
「そんなこと絶対ありません。もう付いて来ないでください」
そう言ってのどかは紫藤直哉から逃げ出した。
「あ、ぼくは・・・」
「僕は、間違っていたのかな」
「いや君は何も間違ってないよ。紫藤直哉」
!!
「誰だ」
「私は君を助けに来たのさ」
「何だと」
「紫藤直哉君に言い事おしえてやろう」
「あの子に憑いている異質な霊力の正体は遥か未来から来た君自身なのだよ」
「嘘だ!!」
「嘘ではない。もうすぐ君と真宮寺直哉は米田健二によって4つの世界が消滅しその後の世界再生により君たちの魂は君の世界の神であるトワと君の娘である飛鳥によって捨てられるのさ」
「そんな馬鹿な僕達の世界の神はメルクだぞ」
「その者も間もなく過労で死ぬ」
「そして、紫藤直哉君はあの子達とは仲良くは出来ないだろう」
「そんな。謝っても駄目なのか?」
「ああ、ただ私の言う通りにすればあの子達は君を見てくれるだろうな」
「本当なのか」
「間違いなくな」
「わかった僕は貴方と行こう」
「交渉成立だな。ならばこの機体を君に預けよう」
!!
「この機体は桜天武だ。どうして」
「この機体は君が乗る桜天武とは若干違うが基本操作は変わらんよ」
「ただ機体軌道を感知して時間が経てば、期待に仕込んであるナノビョーゲンに感染するようにしてるがな」
そしてワイズマンと紫藤直哉は採石場に向かった。