「どういう事だイヨ?」
「あら言葉通りよヤフキエル事変後に私達は7人世界の帝国華撃団と、幼馴染世界の帝国華撃団に戦いをするのよ」
「「「「「「何だって――」」」」」」
直哉と守護者達はイヨの言葉に驚いていた。
「まあ私としては貴方達が過去の世界に来るなんて思わなかったけどどうしたの?」
「まあ身内の失敗の穴埋めですよ」
「成程ね、その失敗は貴方の霊力に関する事かしら?」
「何でわかったの!!」
「ひなた」
「あ、ごめん」
「そんなに気にしないで良いわよ。直哉を見れば分かることだし」
「所でイヨはどうして過去の世界に来たんだ。何かまずい改変でも起きたのか?」
「私はただ貴方達の後を追いかけて来たのよ」
「何の為にですか?」
「貴方達があの城を見て余計なことをしないようにね」
イヨがそう言った直後帝都全域に大きな地震が起きた。
「「「「「きゃあああ」」」」」
地震がおさまった時帝都に大きな城が出てきた。
!!
その頃2つの帝国華撃団は・・・
かつてこの世界に2度現れた魔城江戸城が3度上野寛永寺跡地に現れたのだった。
2組の帝国華撃団は、協力し魔城江戸城攻略する事にしたのだが、なんと今回は翔鯨丸で一気に天守閣には行けなかった。
「仕方がないです、大神さん地上から行きましょう」
「それしかないか」
「「「「「「何だあの城は?」」」」」」
「あれこそ天海の正体の一つの可能性よ」
「「「「「「なんだってー」」」」」
「ちょっと待ってください。私と融合世界の帝国華撃団と戦ったおじいさんが天海じゃないの?」
「それも天海です間違いないのよ雨宮さくらちゃん」
「もしかしてイヨこのお城も天海そのもので良いのなら、サクラ大戦世界には2つの原作が存在するのか?」
「そうよ。このお城の天海はゲームでは無くテレビ版と言う物に出てきたのよ」
「「「「「「まさか原作が混ざっていたなんて」」」」」」
「あの当時はそれが当たり前だったのよ。7人世界を維持するためには、当時同じタイミングで出来た幼馴染世界と協力体制をとってそれぞれの帝国華撃団に試練として敵になったりしてたわ。それは貴方達達との関係と一緒ね」
「でも今は明らかに私達を引き抜いたり、敵として動いてませんか?」
ちゆがイヨに聞く。
「それはそうよ。以前も言ったけど、貴女達の力は7人世界時代には無い力だから興味を持つ事は自然じゃないかしら?」
「これでも私とヒミコは私が7人世界の看視者でヒミコが原初の世界のラスボス兼看視者だったのよ」
「「「「「「えーー」」」」」」
「まあ、原初の世界はお兄ちゃんのやりすぎで崩壊したけど」
「ほらほら二つの帝国華撃団が江戸城に突入したわよ」
3階・・・
「ようきたの、帝国華撃団、大神一郎」
お前は天海!!」
「余は貴様と戦いを待っていたぞ、さあ闘おうぞ」
天海がそう言うと、密閉空間に変わり始めた。
密閉空間が出来る直前・・・
「「直哉君、直哉お兄ちゃん。お兄ちゃんの事は、私と紅蘭でサポートするから先に行って」」
「「アイリス」」
そして、密閉空間が出来上がった。
天守閣・・・
仲間達に助けられ、天守閣に、辿り着いた二人の直哉と、二人のさくらだったが、天守閣にいる二人の人物を見た時、真宮寺姉弟の表情が変わっていった。
「何故貴方がここに・・・」
「まさかこんな事が・・・」
「久しぶりだな、直哉」
「お久しぶりです。さくらさん」
「何故貴方達がここにいる!!答えろ米田健二、真宮寺桜花」
「「「「「「「これが米田健二それに後の紫藤桜花さん」」」」」」
「「「若い」」」
「そう言えば僕ものどかさん達と一緒で米田健二見るのは初めてですね」
そして守護者達は映像を見る。
「チッこのままじゃ、さくらちゃん」
「うん、直哉君」
桜武は、双武弐式と真双焔武の間に入った。
「二人をやらせるわけには、行きません」
「誰だお前たちは?桜花やりなさい」
「はいお父さん。破邪剣征・桜花爛漫」
「「うわあああ。」」「「きゃあああ。」」
双武弐式が放った必殺技を受けた桜武と、真双焔武は、互いに近くで倒れていた。
「大丈夫?さくらちゃん」
「うん、直哉君」
桜武は、立ち上がったが、真双焔武はまったく動かなかった。
「「「「「ああ、負けちゃんの健二に」」」」」」
「お前邪魔だ、消えろ」
「「破邪剣征.桜花天昇」」
「うわああ」
「きゃあああ」
「直哉さん、さくらさん」
桜武は吹き飛ばされた。
「さあ、直哉最後の時だ、死ね」
「いえ、死ぬのは貴方ですよ米田健二」
双武二式が真双焔武にとどめを刺そうとした時どこからか声が聞こえた。
「誰だ貴様は?」
「私の名はワイズマン」