直哉達と新旧帝国華撃団がノヴァと降魔鹿との戦いの翌日・・・
直哉は一人大帝国劇場の支配人室にに着いた。既に神山誠十郎と雨宮さくらがいた。
「来たか直哉、早速だが夜叉という奴は何故真宮寺さくらの技を使えるんだ」
「え、それを僕に聞かなくてもそこの二人から聞けば住むのでは?」
「「あははそれが、私達夜叉と戦った事無くて」」
「俺達の世界の降魔と言うくらいしかわからないんだ」
「そうですか、夜叉の事を米田さんに具体的に伝えると未来に何が起きると言う事を教える事になりますけど?」
「その辺は、大丈夫だよトワさんとレイさんに許可を貰ってるから」
「そうですかわかりました」
「恐らく夜叉は真宮寺さくらの何かを使い人造的に作られた降魔と自分は考えています」
!!
「何だと!!」
「米田さんこれからいう内容は、僕達が神山さん達の世界のすみれさんから聞いた話です」
そして直哉は話し出した。
「「「どうして解散したんです」」」」
「それは太正16年に私達の代の最後の戦いを終えた3年後に突然降魔皇と言う者達が帝都に現れてその時に私は霊力を失ってしまい、私は降魔皇との戦いには参加しないことでこちらの世界に残る事となったんですわ」
「それじゃ帝国華撃団と巴里華撃団ともうひとつの華撃団は?」
「直哉さん3華撃団は降魔皇を封印するために幻都にいます」
「「「「幻都に」」」」
「幻都と言うのは何ですか?」
「幻都と言うのは降魔皇を封印しているもうひとつの帝都と思ってください」
「「「「成る程」」」」
「つまりすみれさん以外の3華撃団は幻都にいるわけですね」
「ええ、生きていればですけど」
「「「そんな生きていればって」」」
その時すみれに仕える一人の女性がやって来た。
「これが、神山さん達の世界の未来の状況となります」
「なんてこった、降魔応という奴を封印する為にさくらや大神がいない世界が存在するとは」
「恐らく夜叉が真宮寺さくらさんのコピー降魔として作られた存在と考える理由です」
「成る程な、俺達の未来が神山達の未来になる可能性はあるか?」
米田が直哉に聞く。
「まったくならないとは言えませんが、かなり低いと思いますよ。その代わり降魔応を復活させたい勢力が新生帝国華撃団を狙って、融合世界に来る可能性が高いですね」
「「ええーー」」
誠十郎とさくらは直哉の言葉に驚いていた。
「そうか・・・まあ帝国華撃団としては、今は陸軍の動きを見ておかないとな」
「そう言えば、大神さんに転属命令を通達したんですか?」
「ああ、来月に日本に戻るらしいからな」
「そうなんですね」
「ああ、直哉カンナからの希望でな近いうちに響にリベンジさせて欲しいとさ」
「え、先月もそういうやり取りしませんでしたっけ?」
「まあいいですけど、それでは自分は帰りますね」
「ああ、気を付けてな」
そう言って直哉は大帝国劇場を出て、鶯谷にある自宅に戻った。