「ただいま」
「お帰り直哉君」
「あれ、響さんすこやか市で何かありました?」
「うん早く来て」
直哉が響に言われ居間に行くとそこにはエステルとクローゼがいた。
!!
「エステルさんにクローゼさんどうしてここに?」
「久しぶりね直哉、私達はワイズマンを捕まえるために来たのリベルアークで逃げられたね」
「でも何でこちらに来れたんです?ゲートが使えないのに」
「ああ、そこはトワから聞いたわこれからの状況によっては守護者を増やすこともあるってね、それに響がワイズマンに余計な事を言った事もね」
「あう・・・・ごめんなさい」
「ああ成る程」
そして直哉はその時を思い出した。
「ほう、花寺のどか、いやキュアグレースお前は助けるのか?お前たち守護者の大切な者の命を奪おうとした者を」
「ワイズマン。貴方はわたしとこちらの紫藤直哉さんの関係を見てこういう作戦にしたんだよね。そうかつてヨシュアさんを使ってエステルさんを苦しめたように」
「ほう守護者達は私の過去も知ってるんだな」
「当たり前だよエステルさんも守護者だもん」
「ほう、あの娘も守護者の一人か」
「あれまさか、私まずいこと言った?」
「そのこと聞いたリベールとしては直哉さん達に協力をしたいとトワさんに伝えたんです」
「へ、リベールとしてですか?」
「ええ、私を融合世界での活動の一環で、守護者見習いにしてくださいと」
「えええーー」
「クローゼさんを守護者の見習いにーー」
「それでトワさんの答えはどうでした?」
「そこは直哉とのどかに聞いてだって」
「なっ僕達が決めろって言われたの?」
「簡単に言えばそうね」
「それで直哉さんどうでしょうか?」
「しかし・・・未来の女王の後継者が異世界で暮らすなんて、よく許可が出ましたね」
「・・・」
「まさか、無許可ですか?」
直哉の答えにクローゼが頭を縦に振る。
「ああ、そこまで外堀を埋めてこちらに来たんですね」
「はい」
「この様子だとのどかさんは許可を出したようですね」
「そうよのどかは慌てて買い物に言ったけど」
「そりゃそうですね。クローゼさんに余り物を出すわけにはいかないですからね」
「エステルさんそれでのどかさんとラビリンが買い物に行くと言ったんですか?」
「そうよクローゼ、貴女とそこにいる大食いの響と違ってちゃんとした物を準備するんだから」
「エステルさん酷い」
「響あんたゼムリア大陸にいる時野草も食べてたわよね?」
「う、それはお腹がすいたからで・・・」
「そう言って、最終的に私達が助けたわよね」
「だって美味しそうだったから」
「美味しそうだからって何でも食べるな」
「エステルさんが苛めるよ直哉君」
「いや、流石に響さんが悪いですよ。それに関して」
そして暫くして・・・
のどかとラビリンが買い物から帰って来た。
その夜・・・
「それで直哉君クローゼさんの件だけど」
「のどかさんその件ですけどすこやか市でやりません」
「すこやか市で?」
「ええあちらの方がいろんな意味でクローゼさんに刺激になると思いますから」
「わかったよ、お母さん達には私が連絡するよ」
「ありがとうございますのどかさん」