「待てお前たちは一体何者だ」
「嫌ね、何者かと聞かれてすぐ答えると思う?」
「なら、無理やりでも聞いてやる」
「残念だけど、私時間が無いのよね。私は過去の世界からこちらの世界に跳ばされたんだから」
「何言ってやがる」
!!
「お前それは本当なのか?」
「ええ、そうよ直哉。私はあそこから帰って来たばかりよ。ついでに言うと、貴女達の相手はもう一つの戦場よ」
「ここにいるよりそちらに行きなさいよ」
「わかった、お前とする前に蝶を止めないとな」
そう言って直哉達は降魔蝶のいる場所に向かった。
暫くして・・・
「さてそろそろね、天羽奏ちゃん限界時間じゃないのかしら」
「こいつリンカーの効き目が切れる事を知ってやがる」
「司令奏さんの活動時間あと一分です」
「奏もう時間がない撤退しろ」
「だが、旦那」
「あら、私は撤退してもいいのよ。貴女がいなくなるなら」
「誰がそんな言葉を信じるか」
「なら仕方ないわね。相棒の状態を見れば撤退するかしら?」
イヨは奏と弦十郎達に見せた。
「ぐわああああああ」
「おほほいい声で鳴く人形だ事」
「馬鹿な!!聖遺物の力が効かないだと、そしてシンフォギアの装甲が経った一撃で・・・ぐわあああ」
「「翼!!」」
「ほら早く行かないと死ぬわよ彼女」
「ちっ確かに翼を助けねえと」
その頃直哉達は・・・
「ぐわああああああ」
「いけない飛鳥ちゃん。僕と合わせて」
「はいパパ」
「うう、私はここまでなのか?」
「ノイズでもない敵にあっさり殺されるほど弱かったのか?」
「生きるのを諦めないでください翼さん」
「・・・誰の声だ」
「「破邪剣征・桜花爛漫」」
直哉と飛鳥の放つ破邪剣征・桜花爛漫が降魔達を貫いた。
それをイヨの映した映像を見て驚く弦十郎と奏だった。
!!
「まさかあの子は」
弦十郎は映像に映った響を見て思い出す。
うーん確かに行動の自由を保証はメリットとしてはいいですね」
「そうか、ならさっそく」
「ですが私達はもうすぐ去るのでお構い無く」
「と言うことで私達は失礼しますねお二人共」
「「ああ」」
「しかし何故あの子が翼の事を知っている?」
「あの時は俺と奏としか会ってないのだが」
「ちっ守護者と紫藤直哉めこうも早くこちらに来るとは・・・だが猪に勝てないのだから慌てる必要ないわね」
「紫藤直哉ここは貴方に勝ちを譲るわ。だけど覚えておきなさい貴方を殺すのはこの蝶と言う事を」
そう言って蝶は撤退した。
「ふう、響さん今の内にあの人の応急処置をお願いしますね」
「わかったよ直哉君」
「さて俺は翼を迎えに行く」
「わかりました司令」
そう言って弦十郎は基地から出て行った。