「「ええーーー異世界の敵」」
「と言う事は君も異世界人」
「ええ、そうですね」
「きゃああ。貴重なサンプルがーーー君の体を見せて」
「無理ですね、僕はモルモットになるつもりはないんで」
「うう、いけずー―」
そう言いながら白衣の女性は落胆したのだった。
「さてそろそろ失礼しますね弦十郎さん」
「ああ、そうだなノイズ以外が出たら君に連絡するよ」
「よろしくお願いします」
そう言って直哉は弦十郎が司令をしている組織から外に出た。
「ふう、ここは本当に音楽学院の地下にあるんだな」
「どう直哉君?」
「あ、響さん。装置の電源切りましたね」
「だって窮屈だったから」
「しかし・・・あの女性がフィーネという人物の転生後の器の人ですか」
「そうだね」
「あの人を見ると自分と似てると思いましたよ。ある意味ね」
「そんな直哉君とフィーネさんの転生は違うよ」
「え、響なの・・・」
「え、未来。どうして私の事を覚えてるの?」
その時未来と言う少女が響に声をかけ、響も未来を見て驚いていた。
「響今までどこに行ってたの?心配したんだよ」
「えーとそれは・・・どういう事ここは私の世界だけど今までの私の周りの人は私の存在すら知らなかったのに何で未来だけが」
「「パパ響さんに何も言わずに来たけどいいの?」」
「いいよ、飛鳥ちゃんと薫ちゃん。偶には陽だまりで休息も必要ですし」
「それに、今からすこやか市に連絡をしないとまずいようですから」
「「ええーーどういう事?」」
「以前僕達がこちらに来た際に浄化したはずのメガビョーゲンの欠片が何故かあの組織にあったから」
「「ええーー何でメガビョーゲンの欠片がここに」」
「恐らくフィーネという人が密かに回収して研究しているのかもね」
「だからナノビョーゲンの複製を作られる前に浄化したいからのどかさん達を連れてきて」
「「わかりました」」
「でも飛鳥ちゃんは蝶が、動くかもしれないからこちらにいて、自分の霊力が上がっても、まだ不安だから」
その頃すこやか市では・・・
「そう言えば直哉君と私達が離れるのは久しぶりじゃない?」
「そう言われたらそうかもねひなた。直哉君は今響さんの世界にいるんだっけのどか」
「そうだよちゆちゃん」
「レイさんから連絡があってね」
そしてのどかが話し出す。
「直哉君聞いて、今レイさんの連絡で私達の世界に黄昏の三騎士の蝶と、イヨが現れたって」
「は、蝶とイヨがですか――ワイズマンではなく?」
「直哉もそちらにいたか」
「レイさん蝶とイヨで間違いないんですか?」
「ああ、それは間違いない。どういう経緯で一緒にいるのか分らないがな」
「わかりました。響さんと飛鳥ちゃんと薫ちゃんを連れてシンフォギア世界に行きます」
「頼むぞ」
そして直哉と響は飛鳥と薫と合流して、シンフォギア世界に向かった。
「と言う流れでね」
「「成る程」」
「本当にイヨって子はわからないねその時で敵になったり味方になったり」
「そうね、でも私はイヨを悪者と見れないわ」
「どういう事ちゆっち」
「イヨ自身は、楽しむ為に私達や直哉君にちょっかいを出してるようにも見える時があるのよ」
「のどかさん、ちゆさん、ひなたさんここにいたんですね」
!!
「「「薫ちゃんどうしてここに」」」
のどか達三人は突然現れた、薫に驚いていた。