「それは、直哉君からですよ響さん」
!!
「本当」
そしてグレースは話し出す。
「そうです。響さんのガングニールのシンフォギアシステムに僕の霊力とプリキュアの力を持たせる為の宝玉です」
「直哉君。本当に出来るの?」
「それはわかりません。僕もこういう事例で急遽宝玉を、作るのは初めてですし」
「のどかさんに渡した宝玉は、僕との誓約関連でしたから。ある程度作りやすい状況でしたから」
「・・・よし宝玉を作成は、終わりましたが、正直不安ですこれが上手くいかず逆に響さんを危険にさらすことになったらと考えると」
「大丈夫だよ。その宝玉はこの世界を救う切り札だよ」
「ええーーこれが私の宝玉ーー」
「それでこの宝玉の力を使うにはどうするの?」
「一度シンフォギアを解除して、再び纏ってください」
「わかった」
そして響はシンフォギアを一度解除し再び纏った。
「ぐうっなにこれ体が重いし、痛いんだけど」
「やはり響さんのガングニールと宝玉の中にある力がぶつかり合ってますね」
「響さんこのままだと貴女の体がもちません。シンフォギアを解除してください」
「・・・嫌だ。私はこの力であいつを倒すんだ。それになんとなくわかるんだ」
「この力しかあいつには効かないのが」
「わかりました。響さん直哉君が言ってました。同時に全種類の力を使うのは2回までにしてください。そうしなければ宝玉も響さんの体も持たないかも知れないと言う事です」
「わかったよグレース」
そう言って響はグレースから離れた。
「直哉君本当に良かったの?」
「仕方が無いです。正直に言えば響さんが一回であの蝶を倒せればいいのですが?もしも駄目だった場合、ラビリンとグレースを危険な状況に追い込むかも知れません」
「「それは気にしないで」ラビ」
「僕が作った宝玉の暴走によって最悪の場合僕達は死ぬかもしれないですけど」
「うん、それは何となくわかるよ」
「そうラビね、響に渡した宝玉は切り札になるか、自滅になるかのどちらかになるラビ、あまりに宝玉の力が強すぎて」
「グレースさんラビリン響さんが1回目を使ったら僕達も動きますよ」
「「うん」ラビ」
その頃弦十郎達は・・・
「司令大変です謎の怪物が何かを食べた後急激にパワーアップし始めています。その影響で奏さんの纏うガングニールの出力を超える障壁を作り出してこちらの攻撃を全く受けなくなりました」
「何だと!!それで奏の制限時間は?」
「後2分です」
「まずいな」
!!
「ギャアアグアアアア」
「司令大変ですもう一つのガングニール奏者のガングニールの出力が異常な数値を示しています」
「何だと!!あれが、直哉君の・・・いや異世界のシンフォギアの力なのか?」
「はあ、はあ、まだシンフォギアの力と霊力を使っただけなのに反動がここまで強いなんて」
「宝玉の力凄すぎ」
「フォンテーヌ響さんのガングニールに変化が起きてるよ」
「そうね、恐らくさっき直哉君が作った宝玉の力でしょうね」
「でもあの力は危険ペン」
「そうだなぺギタン。だがその危険な力を使わないと奴は倒せないんだニャン」
「スパークル私達も響さんと合流するわよ」
「わかった」