「うおおおおお」
ギャアアアアグワアア」
「すげえ、あいつここまでの出力で戦って大丈夫なのよ」
奏が呟く。
「奏大丈夫か?」
「ああ、私は大丈夫だが響という奴大丈夫なのか?
「ああ、響君の出力は、シンフォギアの力だけでは、無理な出力だそれに奏者が恐らく耐えられん。まさしく諸刃の剣だ」
!!
「だったら止めねえと」
「やめろ奏そんなことしたらこの世界が大変な被害を生まれるぞ」
「もはや、響君にこの世界の命運を委ねるしかない」
「まじか」
「うおおおこれで終わりだ――蝶」
そして響は3つの力を同時に使った。
!!
「ギャアアア」
響の攻撃が蝶に直撃した。
「「「「「やったか」」」」」
!!
「グレースさん急いでください」
「わかった」
「はあ、はあ、えしまった」
響の攻撃による煙が晴れた時響にわずかなスキが出来ていたのを蝶は見逃さなかった。
「グルギャア」
そして蝶は響を捕まえ、ジャイアントスイングをして響をなげた、
「うわあああああ」
「「「ぷにシールド」」」
蝶に投げられた響を3人のプリキュアと3匹のヒーリングアニマル達が響を助け、その間に響の宝玉の調整と響の治療を直哉が実行した。
「ギャアラガアア」
「「「うわあああ。ぷにシールドが持たないラビ」ペン」ニャン」
「「「直哉君まだなの?」」」
「あともう少しですもう少しで・・・がはっ」
「「「直哉君」」」
その時直哉の背後から杖が出てきた。
「ぐっここで貴方が乱入しますか、フィーネ」
「ほう、私の事を知っているのか?」
「ええ、それなりにはね、それにこのタイミングで姿を見せる目的は、彼女の回収ですよね」
「ああそうだ」
そう言ったフィーネは響に近寄る。
「その女はいい研究材料になる。貰っていくぞ」
だが直哉がフィーネと響の間に割り込んだ。
「・・・簡単に連れて行かせると行かせると思いますか?」
「無理をするなお前のケガではその女は守れんよ」
「やってみないとわからないですよ」
「そうか・・・ならば死ね」
!!
「グレース早く直哉君の所に行って」
「でもフォンテーヌここを離れたら蝶に響さんがやられるよ」
「それでも行きなさいグレース」
!!
「それでは、死ね少年」
フィーネが直哉に攻撃を仕掛けた時どこからか2発のミサイルが放たれそれぞれが蝶とフィーネに当たった。
!!
「グルギャアア」
「何だまだ仲間がいたのか」
「「「「あれはサイバスター」」」」
「ちっここは撤退だな」
そう言ってフィーネは撤退した。その直後グレースが直哉をヒーリングステッキの中に入れた。
「ラビリンお母さんから少し預かった薬を直哉君にあげて」
「わかったラビ」
「ふう、どうやら間に合ったようですね」
「響しっかりして―――響」
「・・・」
その時不思議な事が起こった。
意識不明の重体の筈の響が動き出し、蝶と戦い始めた。
「「「ええーーあのケガで動けない筈なのに」」」
響の状態を見た3人のプリキュアが驚いていた。
「グガアアア」
その戦いは余りにも、一方的な戦いだった。
進化した蝶が重症の響に一撃も与えられずに消滅したからだ。