それぞれ動き出す者と帰還する者
太正14年3月31日早朝
紫藤家では・・・
シンフォギア世界での戦いの後、エステルとクローゼを除く守護者達は中心世界の紫藤家の家で生活をしていた。
「あの――のどかさんどうして僕は12歳バージョンなのでしょうか?中心世界なのに」
「ああ、数日前にトワさんが来て今日の深夜に動きがあるって言ってね映像を見せて貰ったの」
太正14年3月31日深夜・・・
1年前東京湾に出現した、降魔の城と言うべき聖魔城今ここに、鬼の面を被った男の反魂の術により、あの男が蘇ると、聖魔城は、静かに、沈むのだった。
「成る程今日がその日なんですね」
「その時にトワさんが12歳に固定したの」
「また、僕に対する罰ですか?」
「うんそうみたい。後気になる事を言ってたよ。過去の世界と交流を持った世界と同じ世界が融合世界と接触かもだって」
「何ですって、つまり新たな世界が接触するですって」
「うん、とりあえずは私達のあの世界が一番早いらしいけど」
その頃帝国華撃団でも動きがあった。
「誠兄さん早くしてくださいよ。米田さんが行きますよ」
「ああ、待ってくれ」
その後、米田と神山と雨宮さくらは大神と合流する為にその地点に向かった。
大神との合流地点にて・・・
「よう、大神久しぶりだな」
「ええ、支配人も元気そうで、安心しました」
「おう俺は、元気だぞ、しかし大神よ、南米での演習はどうだった?」
「ええ、自分が教官でどこまでやれるか、不安でしたが、何とか無事に終えることができ、ほっとしてます」
「結構、治にいて乱を忘れず花組の隊長はそれぐらいじゃなきゃ勤まらねえからな」
「海軍少尉大神一郎貴殿に、帝国華撃団花組への転属を伝える」
「は、粉骨砕身で頑張ります」
「して、大神よ花組隊員の中で心に残る隊員は、いるか?」
「ええいます。帝国華撃団の中では真宮寺さくら君です」
「特殊遊撃部隊としては、立花響君ですね」
「ほう、さくらに響か。まあさくらの方は何とかなるんじゃないか?なあ、雨宮さくら」
「ええ、そうですね。米田さん」
「ええーー雨宮さくらさんどうしてここに?」
「あはは、お久しぶりですね大神さん」
「大神今回のお前の迎えにさくら違いだが彼女と神山に来て貰っている」
「どうして彼らが・・・彼らは紫藤直哉さんの部隊の方ですよね」
「実はな、大神二つの帝国華撃団は特殊遊撃部隊の所属となっている。勿論まだ正式には公表されてないが」
「どうしてそうなったんですか?」
そして米田がその時のこと話し出す。
「米田さん米田さんの提案ですが・・・」
「あら、どうしたのここに来るなんて」
「ああトワさん米田さんの提案きいてました?」
「ええ、聞いてたわよ。まあ良いわよ特殊遊撃部隊を試験という意味ではね」
「やりましたね直哉さん」
「トワ貴女がそう言う態度の時は、何かが動いてますね。例えばあなた達が復活させた黄昏の三騎士が」
「ええーーーそうなんですか?トワさん」
雨宮さくらがトワに聞く。
「ええ、そうよ。今回は鹿とノヴァが動いてるわよ」
「まだ帝都に向かってるみたいよ。喧嘩しながらみたいだけど」
「はあ、喧嘩しながらですか?」
「そうみたい。それでかなり時間がかかってるわね」
それでも明日には直哉貴方の元に現れると思うわ」
「そうなんですね、それでは僕達はこれで失礼しますねトワさん」
「と言う事で特殊遊撃部隊試験運用の許可が出ました。明日降魔鹿を倒せば試験運用を続けられます」
「成る程なって鹿が動いてるのかよ」
「そしてな、直哉の上司の許可が貰えてな」
「今年から二つの帝国華撃団は、特殊遊撃部隊の一部として動く事になった」