「あ、のどかさんとさくらんさん二人一緒だったんですね」
「うん、響さんの病院前で一緒になってね」
「直哉君こそ一人でどうしたの?」
「ああ、実はさくらさんが戻る前に神山さんと話していたんですがね、どうも限界が来たみたいです」
「「限界が」」
「ええ、のどかさん神山さん達は、僕達が神山さん達の世界に行ってから知り合いましたよね」
うんそうだよ。そして色々あって向こうのすみれさんの希望もあって特殊遊撃部隊に響さんが直哉君の代わりに編入したよね」
「へえ、新生帝国華撃団はそういう経緯で直哉君達と一緒だったのね」
「そうですよさくらさん。そしてさくらさん米田さんからある世界が融合世界に吸収されるような話を神山さんにしましたか?」
「ええ、したわ朝食後に3人で呼ばれて」
「ああその通りだ」
「以上で大神が復帰前に起きた黄昏の三騎士との戦いの記録だ」
「そして神山これが遊撃部隊が戦う敵と戦う敵の一部だ」
「これで一部なんですか?」
「ああそうだ。これも直哉から聞いたが、近いうちに神山達と同じ境遇の者達が来るそうだ」
「と言う事は司令、俺達がその世界の敵とも戦うんですね」
「今の所はそれに対するのは直哉達が対応するが、さくらお前は帝都の戦いより場合によっては真宮寺家の当主のもう一つの使命を優先してくれだそうだ」
!!
「米田司令本当に紫藤家の当主が、そう言ったんですね」
「ああ、俺と雨宮さくらが承認だ。さて伝える事は以上だ三人共解散して構わねえよ」
「成る程そういう事で神山さんは、僕に行ったんですね」
「何を言われたの?」
「俺達の世界も同じ事をするのかと」
「同じことを?」
「さくらさんは、詳しく知らないようなので説明しますね、今融合世界に融合世界融合しようとしてるのはもう一つのすこやか市なんですよ」
「ええーーもう一つのすこやか市ってどういう事?」
「つまり本来のどかさんが歩んだ記録がある世界がそのもう一つのすこやか市で、そのすこやか市を融合世界に融合させようとしているのは、ワイズマンなんですよ」
「何てことなの」
「ですけどその事実は見せたくなかったので、編集したのを米田さんに渡したんですよ」
「「それじゃあ神山さんの不満の限界の矛先をあえて自分に向けさせたの」」
「まあそうですね、神山さん達が融合世界に悪い印象を持ってほしくないので、僕個人になら別に構いませんし」
「それにさくらさんは帝国華撃団の一員として戦う事を続けたいのですよね?別にいいですよ続けても」
「え、でも・・・米田さんが言ったよ」
「ああ、米田さんはさくらお前は帝都の戦いより場合によっては真宮寺家の当主のもう一つの使命を優先してくれだそうだ」
「と言いませんでした?あの場合によってとは、今すぐ帝国華撃団を離れろという意味では無いですよ。神山さん達がいないタイミングで帝国華撃団から貴重な人材を引き抜けるほど自分ができると思います?」
「「ええーー」」
その後直哉の説明をを聞いたさくらは安心して劇場に戻って行った。
その夜・・・
帝劇に緊急サイレンがなったさくらは織姫に説明し、地下司令室に向かうと、既に、全員が集結していた。
「司令敵は何者ですか?」
『判らんだが、強い妖力を持つ何者かが、この銀座に、現れたのは確かだ。」
「大神出撃命令を出せ「
「はい、帝国華撃団出撃せよ!!目標地点銀座」
「「「了解」」」
銀座に着いた。帝国華撃団は襲撃してきた者を見て驚愕した。
「お、お前は葵叉丹」
「フ、葵叉丹は偽りの生、偽りの名」
「葵叉丹誰ですか?」
そしてさくらは、織姫にわかりやすく説明をした。
叉丹は、魔装機兵、闇神威を召還した。
そして、戦いは、帝国華撃団の勝利が確定した瞬間。叉丹は背後から、何者かに斬られたのだった。
「がふ!!貴様」
「山崎」
「久しいな、米田よ・・・」
「長官奴は?」
「奴は・・・山崎真之介という。元帝国陸軍対降魔部隊の隊員さ」
「お前とはこういう形での、再会はしたくなかったがな」
「山崎」
そして、山崎真之介は息絶えた。
「お前は何者だ?叉丹はお前たちの仲間のはずだろう。何故殺した」
「我が名は、鬼王」
「奴は、私達の仲間ではない。奴は、人形だ。使えぬ人形を、処分して何が悪い」
「何だと!!」
大神は、鬼王の言葉を聞いて怒りを顕にする。
「何れまた会おう。帝国華撃団」
鬼王は、叉丹の剣を持ち、何処かへ転移をした。
こうして帝国華撃団の新たな戦いが始まった。