管理者の神殿から戻って来た直哉達は鶯谷の自宅で数日の休暇を取っていた。
のどかとラビリンはトワに言われた通りあの事件の映像をエステル監視の元見ていた。
「あっ支配人とサキ君、支配人どこかにお出かけですか?」
「おう大神、お前早いなあ、俺は今から軍の会合に行ってくる。おっと」
その時、米田の左足の靴紐が切れた。
「嫌だわ、演技が悪いわ」
米田とサキは帝劇から出て行った。
「「うわあ、米田さんの靴紐が・・・」不吉ラビ」
「なんだかこの二人のリアクションが楽しみだわ」
エステルが小さな声で言う。
その頃別室にいるちゆとひなたは・・・
「のどかっち大丈夫かな」
「大丈夫よのどかなら」
その頃のどかとラビリンは・・・
「まあ何とかなるだろう、それに、俺らも、この時の為の策を用意したしな」
米田は会合中に、黒鬼会の出現を、知るが、会合を抜ける事は無かった。
その時一発の銃弾が、米田中将を貫いた。
「・・・うっああっ」
そして米田中将は倒れた。倒れた米田を見つけた人が、救急車を呼び米田は、陸軍病院へ搬送されたのだった。
「「嫌ああああ米田さん」ラビ――――」
「うわあ、のどかっちの声がここまで聞こえるよ」
「どうやら米田さんが撃たれた場面を見たようね」
「今回はひなたが守護者の代表じゃなくてよかったニャン」
「私もだよニャトラン。のどかっちには悪いけど」
「僕もペン」
「私もよのどかごめんなさい」
その頃直哉の部屋にクローゼが来た。
「直哉さん少しいいです」
「クローゼさんどうしました?」
「あのですね今通信室にある通信装置が通信を受けてます」
「ええーー本当ですか」
「そして直哉とクローゼは通信室に向かった。
「お久しぶりです姫様」
「ユリアさんどうしたんですか?」
「ああ、直哉も久しぶりだな」
「はい」
「実は姫様とエステルさんにリベールへ帰還をお願いたく連絡をした所存です」
「「ええーーー」」
ユリアの言葉に驚く二人だった。
「どういう事ですかユリアさん?」
「実は共和国と帝国のクロスベル自治州に関する動きがありまして、どうやらエレポニア帝国は、猟兵団赤い星座を雇ったようです」
「なっ赤い星座を帝国が」
「ええ、赤い星座の一部は既にクロスベル自治州に入って特務支援課と接触したようです」
「成る程、クロスベル自治州になにかが起きれば周辺諸国が不安を抱くことになるから私に戻ってほしいのですね」
「はい」
「ですがユリアごめんなさい。今私達もここを離れるわけにはいかないので、もう暫く彼等に秘密裏に協力してあげて、特務支援課に」
「わかりました。姫様」
「直哉も姫様の事を頼むぞ」
「はい」
そしてゼムリア大陸との通信は終わった。