響さん失礼します。先程ユウナさんとミリアムさんの部屋にマリアベルさんがいたのであの件を聞いてみました」
「本当!!直哉君」
そう言いながら響は部屋の扉を開けるが・・・
「痛い、地味に痛いよ直哉君」
「自業自得ですよ。響さん足の指の確認しないと今みたいに足の小指を挟みますよ」
響さんものどかさんも嫁入り前の乙女なんですから気を付けてくださいよ」
「良いもん。私直哉君と結婚するから」
「一応言いますけど僕にも選ぶ権利はありますからね」
「ええーー」
「はいはい、じゃれあいはここまでで真面目に話しますよ」
「はーい」
そう言って直哉は響の部屋に入りマリアベルと話した内容を響に伝えた。
回想・・・
「ええ、知ってますよマリアベル・クロイツさんですよね、恐らくその格好は結社に入られたからの服装ですよね」
「ええーー直哉さんどうしてそれを知っているんですか?」
ユウナは直哉の言葉に驚いていた。
「あのマリアベルさんこの写真を見てください」
そして、直哉は以前翼から見せてもらったゲートの侵入した傷跡の写真マリアベルに見せた。
「この写真は?」
「こちらの世界に初めてやって来た平行世界の人物が付けたゲートの傷なんですけど、貴女の人形達はこれくらいの傷跡で、破壊出来ますか?」
「やろうと思えば出来ますけど、結社の機械の自律式の機械だけでは無理ですわね。恐らく」
「ならオートマターのような人形なら行けますかね?」
「実際に見たことないからなんとも言えないのですけど可能だと思いますわ」
「ありがとうございますマリアベルさん」
回想終了
「成る程やっぱりキャロルちゃんのオートスコアラーがあのゲートを傷つけて中心世界に来た可能性が高くなったかな?」
「ええ、マリアベルさんの人形達はある程度の自律行動は出来るみたいですけど響さんのしるオートスコアラー程のような活動は無理みたいですね」
「恐らくオートスコアラーを援助する人物がこちらの世界にいる可能性が高いですね」
「直哉大変ラビ!!メガビョウゲーンがこちらの世界に現れたラビ」
「「ええーー」」
直哉と響は突然部屋に入ってきたラビリンの言葉に驚いていた。
「「一体どうやってメガビョウゲーンがこちらの世界に来たの?」か」
「もしかしたらユウナさんとミリアムがのどかさんたちの世界に来たことで、キングビョウゲーンが何らかの方法を得てメガビョウゲーンだけをこちらの世界に送れるようになったのかも」
「直哉君考えるのは後だよ皆で、帝国華撃団の基地のある大帝国劇場に向かおう」
「そうですね響さん」
そして直哉達は事情を確認するため大帝国劇場に向かうのだった。