新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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宝玉と夏休み前編

「それに融合世界のキングビョーゲン達に対抗できないと困るでしょうからね」

 

 

「「「ありがとうございます」」」

 

 

「その代わりと言ってしまうけど、貴女達には霊力という物について融合世界で実際見て貰うわ。中心世界の暦で約3ヶ月ね」

 

 

「「「ええーーー」」」

 

 

「えー―と言ってますけど貴女達はチュートリアルや説明書等を見ないでゲームや玩具を使いますか?」

 

 

「これが玩具とかならいきなり遊んでもいいですが、渡した宝玉はちゃんと使いこなさないと意味が無いのでね」

 

 

「その為霊力を使い世界を守っている者達の世界で霊力をコントロールする手段ぐらいは知っておいた方がよくない?」

 

 

 

「それは確かにそうですけど、裏の住人になるのは嫌です」

 

 

トワに原作世界の沢泉ちゆが言う。

 

 

 

 

「ああ、成程ちなみに宝玉を使って、霊力を使う場合裏の住人になる事は無いわよ」

 

 

 

「「「ええーーー」」」

 

 

 

「だってその宝玉にある霊力は裏の住人の直哉の霊力だし」

 

 

「たくっトワいい加減彼女達で遊ぶのやめなさい」

 

 

「「「ええーーーどういう事ですか?」」」

 

 

原作世界の3人が直哉に聞く。

 

 

 

「ごめんねトワがのどかさんに聞いた頃からの後の言葉は嘘だから」

 

 

 

「「「ええーーー嘘なの?---」」」

 

そして原作世界の3人は思い出す。

 

 

「ふむ、まさかそう言うお願いが出てくるとはね」

 

 

「花寺のどかさん。貴女が霊力を持つ事の意味考えたことある?」

 

 

「え、それはどういうことですか?」

 

 

「世界というのは不思議でね。貴女達の世界が表だったら。この融合世界が裏なのよ」

 

 

「ほとんどの場合本来持つべきではない力を得た場合いかに表の住人が得た場合裏の世界の住人になるのよ」

 

 

「花寺のどかさん貴女は直哉から聞いたはずよ。プリキュアがキングビョーゲンを倒すのに必要な人数を」

 

 

!!

 

 

「しかしそうすると邪魔なプリキュアが8人になりますが?」

 

 

「そこは問題ない。むしろプリキュアとてすぐには連携は出来まい」

 

 

「成る程その原因は、こちら側のプリキュアの紫藤直哉という風に仕向けるんですね」

 

「そうだった。直哉君が教えてくれた人数は8人のプリキュアだった。つまり後1人いないとキングビョーゲンには勝てない」

 

 

「貴女は表の世界を捨ててまで霊力が欲しいの?」

 

 

「・・・」

 

「できる事なら捨てたくありませんけど、捨てないと勝てないなら捨てます」

 

 

 

「そう・・・なら直哉彼女達に例の物を渡して」

 

「はい、わかりました」

 

「はい、嘘ですよ。ただこの神はのどかさん達で遊んでたんですよ」

 

 

「ただ3人に普通に宝玉を渡すのが面白くないからと言って」

 

 

「「ええーーー」」」

 

 

 

「「「ごめんねもう一人の私達」」」

 

 

「「「私も嘘って知ってたの?」」」

 

 

「「「トワさんいたずら好きだからね」」」

 

 

「トワそう言うのやめろと言ってるだろ」

 

 

「別にいいじゃない。事務的に渡すより面白いし」

 

 

「「「「僕的には事務的でいいのに」私達もそれがいいよ」」」

 

 

「うん?直哉とのどか達何か言いたいの?」

 

 

「「「「何でもないです」」」」

 

 

「そうそれならいいけど」

 

 

「まあ、トワの遊びではないがお前達3人は少なくとも宝玉を使いこなしてもらわない事には、融合世界のビョーゲンズがそちらに現れた場合大変なのは事実だからな」

 

 

「直哉、今から響と二組のプリキュアを連れて中心世界の熱海に行ってこい」

 

 

 

「熱海ですか?と言う事は帝国華撃団の夏休みが始まるんですね」

 

 

「そういう事だ、花組自体は昨日熱海に出発したがな、ゲートを使えば間に合うだろう」

 

 

「わかりました」

 

 

そして直哉と響と二組のプリキュアはゲートを使い熱海に向かった。

 

 

 

時を少し戻して・・・

 

 

熱海旅行前日、大帝国劇場では・・・

 

黒鬼会の高級料亭襲撃事件から数日後、帝劇に、米田支配人が戻って来た。

 

 

「お帰りなさい支配人」

 

「おう出迎え、ご苦労さん大神」

 

 

そして、米田は劇場に入ると、花組全員で、米田を出迎えた。

 

 

そして米田が、花組全員に夏休みとして、熱海に旅行のプレゼントが発表された。

 

花組隊員は喜んでいた。余り部隊の性質上、帝都を離れる事が、難しい花組にはこれとないプレゼントだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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