帝国華撃団がすこやか市に来て2日目の朝・・・
「大神さんおはようございます」
「さくら君おはよう」
「皆は起きてるかな」
「ええ、大広間に私達の朝食が準備されているそうですよ」
「そうなのかい?それでは行こう。さくら君」
「はい」
そしてさくらと大神が大広間に行くと、そこには和食と洋食の朝食が各自の席に準備されていた。
「「これは」」
「あ、大神さんにさくらさん。お二人も席に着いてください」
「あ、ちゆさん。この朝食全員が同じものではないのはどうしてですか?」
「それはですね、私達の時代では皆さんの故郷の食べ物を使い和食と洋食に変化させているんですよ。まあこれは直哉君が事前に用意をした食材で作っているので」
「「「「「「「「ええ――」」」」」」」」
「直哉君がどうして?」
「詳しい理由は私も知りませんけど、ただ美味しく食べてもらう為と思いますよ」
「後、アイリスちゃんと大神さんは、分かると思いますけど、いい意味でも悪い意味でもこちらの時代と太正での常識が違いますから」
「ああ、そうだね、こちらの時代ではテレビとかネットと言う奴で世界と繋がってるんだろ。それも民間レベルで」
「ええ、まあそうですね」
「俺達の時代じゃまだラジオくらいだしな」
「そうなんですね」
「しかし正確には違うけど、俺達が死んだ後もこうやって人間の生活スタイルがこうも変わるとは」
「ですよね大神さん。もし天海がここに来たらショック死するかもですね。
「ああ、そうだな。さくら君」
「ねえちゆお姉ちゃん今日ぺギタンと遊びたいんだけどいい?」
「ああ、ごめんなさい今日はお出かけするんだけど、アイリスちゃんも一緒に行く?」
「うん行く」
「ずるいですアイリスだけなんて」
「あはは、すみません今日は、子供だけのお出かけですから」
「ああ、アイリスは確かに子供ですね」
「むーー、ちゆお姉ちゃんほかに誰が行くの?」
「後はのどかとひなたと、直哉君よ、だから・・・」
「「「「「「「直哉さんが――」」」」」」
「直哉さんが行くなら私も行きたいです」
「・・・僕も行きたいちゃんとお礼言ってないから」
「でも、変ですね。紫藤直哉さんは少尉さんより若くても大人でしたよ?」
「何故そうなのに、子供のお出かけに行くんですか?」
「そんなの当り前だよ、ねえさくら」
「ええ、アイリス直哉君のあれを私に言えって事?」
「ソウダヨイヒヒ」
「はあ、いいのかしら、ぺギタン通信機で直哉君に聞いて」
「わかったペン」
花寺家・・・
「うん、何だろもしもし」
「大変ペン直哉」
「そしてぺギタンが直哉に言う。
「成る程アイリスちゃんとさくらさんには僕の年齢を変える事を伝えてたからね」
「話してもいいペン?」
「うーん本当ならもう少し後でならよかったけどね、後そういう事になると言う事は、帝国華撃団のメンバー全員が水族館に来るね」
「ぺギタンちゆさんに伝えて、遅れてもいいから確実に皆を連れて来てと」
「わかったペン」
そして直哉はぺギタンとの通信を切った。
「はあ、水族館の入場券9枚追加か・・・今回の件の支出予定より高くなるな」
「直哉君そろそろ行くよ」
「はーい」
そして直哉達は水族館に向かった。