水族館から帰って来た日の夜・・・
直哉は正式な守護者のエステルとのどかの2人はすこやか市から呼び、響を帝都から呼び4人で帝国華撃団が宿泊している旅館沢泉に来るようにと大神に呼ばれていた。
「「「「失礼します」」」」
「大神さん、お話があると言われて来たんですけど何でしょうか?」
「直哉さん。お願いします俺が・・・俺とマリアがイシュメルガに操られていた時、俺はゼムリア大陸で、何をしていたのかを教えてください」
「何故、今その話を聞きたいんですか?」
「ええ、実は・・・」
「貴様は一体何者だ?」
「私と君達帝国華撃団は初対面ではないのだがな」
!!
「私の名はワイズマン。かつて君達がゼムリア大陸に来た時に紫藤飛鳥達から聞いていないか?」
ワイズマンの言葉を聞いた大神とマリアとれにと織姫以外の隊員はその時を思い出す。
「と言われてさくら君やアイリスすみれくんは知っているみたいなんですけど俺は覚えて人です。ですから教えてください」
「成る程、そちらに関する呼び出しだったんですね」
「へっ俺の呼び出しを何だと思ったんですか?」
「ああ、もう異世界の敵と戦いたくないと言われるだろうと思ってましたから」
「あはは、直哉さんがそう思っても仕方ないですね。実際そう思いましたし」
!!
大神の発言に驚く花組だった。
「ですけど融合世界の中の世界同士なので、仕方がないかなと考えました」
「成る程」
「響さんエステルさんどうしますか?その当時ゼムリア大陸に後から行ったのでその辺の出来事は詳しく知らないので」
「そうですね、私も飛鳥ちゃん達から聞いたくらいしか言えませんけどいいですか?」
「ああ、それでも構わない」
「まさかもうここで出会うとはな大神一郎」
「ナオヤ・ブライトとリィン・シュバイツァーだな。お前達を殺すイシュメルガ様の為に」
「はあ、何いってんだよ大神一郎正気に戻れよ」
浪虎滅却・疾風迅雷」
「うあああ。あぶねえリィンこいつ大神は既に堕ちているのか?」
「ああ、俺のせいでな」
「マジかよ。たまらねえぞ」
「何をごちゃごちゃ言っている」
「それはな大神一郎お前の男がイシュメルガごときに取り込まれる原因となった話だよ」
!!
ナオヤ・ブライトの言葉に大神は一瞬止まった。
「今だ!!3人とも」
ナオヤの言葉に合わせてリィンとミリアム、ユウナが大神に攻撃をしつつ大神を気絶させたのだった。
「そして大神さんはイシュメルガに操られていたのから解放されたと聞いています」
「そうだったのか」
「大神さん話は以上です」
「ありがとう、響さん話を聞かせてくれて」
「いえ、あの時に帝国華撃団の皆さんと私達の誰かと居ればもう少し具体的に説明出来たんですが」
「そう言えばリイン君やユウナさんはどうしてますか?」
「ああ、あの人達は・・・」
「恐らく自分達の世界に戻ったと覆いますよ大神さん」
「僕達もあの事件以降リインさんやミリアムさんそして、ユウナさん達とは会ってないですけど、交流のあるゼムリア大陸に行けば会えますけどね」
「ええーーそうなのかい?」
「うん、まあそうね、ただ向こうにいる彼等は私や、私のお兄ちゃん共まだ会った事無いけどね」
「まあいずれ会うからいいけどね」
「大神さんはまたリインさん達に会いたいですか?」
「ああ、会いたいあの時の彼等では無くてもね」
「そうですか、エステルさん今後帝国華撃団の皆さんをゼムリア大陸に再度連れて行く事は出来ますか?」
「今は無理ね、ゼムリア大陸にも新たな問題が起きる可能性があるの」
「まあ、帝国華撃団の皆さんも黒鬼会との戦いが終わらないと帝都を離れられないでしょう」
「確かにそうですね。直哉君」
「とりあえずこの話は中心世界の帝国華撃団の皆さんと黒鬼会との戦いが終わったら続けませんか?」
そしてその後直哉達は旅館沢泉を出て、花寺家に戻った。