「まさか、魔法騎士全員が同じ状況になっているとは」
「考えたら不思議よね」
「だよね、魔法騎士の3人はまだこっちに来てないのに」
「違うよひなたちゃん。獅童光ちゃんは既に融合世界に来てるよ」
「「ええーーー」本当なの?のどか」
「うん」
のどかの言葉に驚くひなたとちゆだった。
そしてのどかが、2人に説明をする。
「そうよ、直哉でもこれは守護者の安全を考慮してなのよ」
その時トワの声が室内に流れてきた。
「トワさんそれはどういうことですか?」
のどかがトワに聞く。
「最近の融合世界はいろんな意味で不安定なのよ」
「それでこれからも様々な守護者を連れてこないとまずい状況になるかもしれないでしょう」
「確かにそう言う事態が起きるかもですね」
「これはそう言う時の守護者を守る装置なのよ」
「「成る程」ラビ」
「それでトワ獅童光ちゃんが起きない理由は何だと思います」
「それは恐らくこれのせいと思うわ」
そう言って直哉達にトワは映像を見せる。
「アハハ、時を遡って自分達の優位が絶対的な状況で威張る今年化できないのかしらね」
「何だと!!」
初穂が夜叉の言葉に反応する。
「だってそうでしょう。貴女と、貴女と貴女はいても居なくてもどうでもいい存在だし」
!!
「だって、そうでしょう。貴女達は仲間を助けようとしたのかしら?」
「紫藤飛鳥や紫藤直哉達に任せてたよね。自分達の世界なのに」
「「「それは・・・」」」
初穂とあざみと、クラリスが反応する。
「そんな弱者はこの世にいらないのよ。消えなさい破邪剣征・桜花放神」
夜叉の放った。破邪剣征・桜花放神が三人の無限に迫る。
「「皆」」
神山とさくらの機体が三人の機体に追いつく前に夜叉の破邪剣征・桜花放神が放たれた。
「「「うわああ」」」
「「「ええーー夜叉がこちらの世界にーー」」」
「恐らく夜叉と光が何らかの原因でリンクしていて夜叉とのリンクを切らないとダメなんじゃないかしらね」
「そんなーー」
「実はね、光ちゃんはその時に融合世界に来て、それからレイさんやトワさんに任せていたの」
「成る程その時にレイさん達の調査の結果がさっきの結果に繋がるのね」
「うん」
「直哉っちどう思う?」
「どう思うと聞かれても完全な推測の答えしか言えませんけど?」
「それでもいいから聞かせて直哉っち」
「わかりました。まず、のどかさん、ちゆさん、ひなたさん、僕達特殊遊撃部隊として俗に言う米田健二一派の中に入る人物は誰ですか?」
「「「それはイヨだよ」」だわ」
「そうですね」
「そこでのどかさん。融合世界の前の世界の記憶はありますか?」
「少しだけなら・・・」
「その記憶の中で一度でもイヨやヒミコに会いました?」
「いえ、会ってないわ」
「そうですね、そうでないと彼女が言わないでしょうし」
「「何だってーーラビ」ペン」ニャン」
イヨの言葉に3匹のヒーリングアニマルは驚いた。
「何で私達に移籍の話を持ちかけてきたの?」
「そりゃ勿論君達3人と3匹を殺すのは惜しいからね」
「私達の知らない力を知らずに終わらせるにはね」
「そう言う事なら私達の答えはイヨさん貴女の所には行きません」
のどかがイヨに向けて言う。
「そんなに急いで答えなくていいのに私達が動くのはまだまだ先だしね、だからその頃に君達が存在していればまた会いに来るよ」
「「「確かに」」」
「そんな彼女達が、面識のない魔法騎士の3人を襲うメリットがないと思いますよ」
「「「言われたらそうかも?」」」
「それに、魔法騎士の3人の因縁の敵のように動いているノヴァの仕業と考えたらしっくりきません?」
「「「確かに」」」
「今言ったノヴァ説もあくまでも、推測の1つなので期待はしないでくださいね」
「でも直哉君その可能性あると思うよ」
「だといいですけど、魔法騎士の3人の件はトワ達に任せましょう」
「「「そうだね」」そうね」
そして翌日・・・
帝国華撃団はすこやか市に別れを告げ、帝都に戻って行った。