「成る程、過去の映像を見て少し思ったんですけど過去の7人世界では僕も復活して二人を見たけどまさか逆パターンが存在するとは」
「そうだね響さんは、幼馴染世界世界の直哉さんの頃からの知り合いですよね?」
のどかが響に聞く。
「うんそうだけど、私は異世界で直哉さんと出会いその間に7人世界と幼馴染世界が消滅したから」
「私も、実際に幼馴染世界に行ったのは初めてだけどね」
「「「「「「そうなんだ」」」ラビ」ペン」ニャン」
「はいはい、そろそろ帝国華撃団の状況を見ましょう」
「そうですね。エステルさん」
そして直哉達は帝国華撃団の映像を再び見始めた。
裏口から進入した帝国華撃団大神隊を待ち受けていたのは・・・
「待っていたよ、帝国華撃団、ふふ金剛より私を選ぶとは、大神一郎に惚れそうだよ」
「やはりお前だったな土蜘蛛」
「何だと」
「行くぞ皆、攻撃目標五行衆土蜘蛛の魔装機兵八様だ」
「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」」」
「何だこいつ!!今までの大神一郎じゃない、これはやばいかもね」
「おおーーなんか大神さんがいつもと違う気がする」
響がそう言う。
「確かに少しかっこいい」
「だよねひなたちゃん」
「そうね、いつも花組の皆さんにおされて大変なイメージが強いけど、流石大神さん。隊長としての一面は初めて見るかも」
「そうだね、ちゆちゃん」
「前の戦いの時は私達は雨宮さくらさんの世界にいたからね」
「ええ、そうね」
「ぐおっやるね.帝国華撃団、だがまだ終わらないよ」
「いやお前は、終わりだ土蜘蛛!!」
「何!!」
「ぐわああ」
「狼虎滅却・三刃成虎」
「馬鹿なこの私が・・・」
土蜘蛛の乗る八様は、大神達のコンビプレイに、翻弄され、大神の必殺技に敗れた。
「やった――土蜘蛛を倒した」
「へえ、なかなかやるわね」
「しかしこういうのを見ると、ゼムリア大陸でも融合世界でも人間の強さを見る事ができますね」
「そうね、クローゼ人間という者は、少なくとも脅威がある方が一丸となって動く事が出来るようになるわね」
「ええ、そうですねゼムリア大陸にノイズやメガビョーゲンが出て来た時は結社とも協力しましたし」
「ああ、ありましたね」
そう言いながら、響が思い出す。
「おうなんだありゃ魔神なのか?」
「大きい」
!!
「まさかあれは、ネフィリム。あれまでゼムリア大陸に現れるなんて・・・」
「響さんあいつの事知ってるの?」
「ええ、これは直哉達に会う前の世界でフロンティア事変といわれる事件の元凶と言っていい自立型完全聖遺物なの」
かつての世界では、私の左腕を食べて爆発的に強くなりましたから」
「ええーー左腕を食べてですか・・・」
直哉はネフィリムが人間を食べることに恐怖した。
「よし、女今回も左腕をあいつに食べさせろ」
「イヤーですよあんな思いは二度としたくないですよ。」
「響さん。あんな魔神みたいな者が僕達の世界にもいるんですね?」
「私がいるから恐らくね」
そして主に劫炎とレーヴェが巨大ノイズと自立型完全聖遺物ネフィリムに戦い始めた。
響は直哉を守りながら小型ノイズを倒していた。
その時不思議な事が起こった。
「ねえ、直哉君私夢でも見てるのかな?」
「いえ、響さん夢と思いたいのはわかりますが現実ですよ」
「やっぱり、夢じゃないんだ火炎魔神さんにペコペコしてるのは、ネフィリムなんだ・・・ええーー火炎魔神さん。自立型完全聖遺物ネフィリムを部下にしたーあり得ないんですけどーーー」
「まあ、私達が言うのもあれだけど、ゼムリア大陸には規格外の人間が多いからね」
「そうですね。エステルさん」