「ここが帝都、そして桜花さんが生まれた世界ですか、感動します」
「さてのどかお姉ちゃん、ちゆお姉ちゃんひなたお姉ちゃん。僕は大帝国劇場に行って響さんにだけにアスミさんの事を伝えるからアスミさんの事お願いね」
「「「わかったよ直哉君」」」
そして直哉は大帝国劇場に向かった。
その頃大帝国劇場では・・・
「ふいーーまさか舞台の練習がこんなにきついなんて思わなかったよ」
本当だねひなたちゃん」
「まあ、大神さんがのどかの体の事を考慮して、私達のパートは比較的簡単な動作にしてくれてるみたいだしね」
「あだーー」
「ほらしっかりしなさい響さん。貴女が今回のクリスマス公演の二人の内の主演の1人なんですから」
「ええーー」
「大神さんどういう事です?」
「ああ、今回はお客様アンケートで1位の人と花組の中で選ばれた2人でダブル主演にしようと思ったんだ。響君」
「へえーーそうだったんですね、面白い配役の決め方ですね。大神さん」
「「「「あ、直哉君」」」」
「皆さんお疲れ様です」
「大神さん、響さんを少し借りていいですか?」
「ああ、いいよ」
「ありがとうございます」
「それでは行きましょう。響さん」
「うん」
そして直哉と響は大帝国劇場の食堂に向かった。
「それで直哉君どうしたの?こんな時間に出歩くなんて」
「少し緊急事態がおきてしまって」
「緊急事態?」
「ええそうです」
そして直哉は話し出す。
「それで直哉君、アスミさん見て何で驚いたの?」
「のどかお姉ちゃん。以前プリキュアの事を言いましたよね覚えてます?」
「うん」
「「「「あ、」」」」
「その言葉が気になり、調べたら確かに僕が4人目のプリキュアとなるのならパートナーは、ラテになるはずですよね?ヒーリングアニマルの中でパートナーがいないのは」
「「「「「「「「確かに」」」」」」」」
「のどかお姉ちゃんこの風鈴アスミさんは4人目のプリキュアでラテのパートナーなんですよ」
「「ええーー」ラビ―」
「でもでも、直哉君まだ生まれてないって言ったよね」
「ええ、僕も原作世界のすこやか市と接触した事により全てがリセットされたと思ってましたよ」
「だから生まれてもないと考えていましたが・・・アスミさんどうしてこのタイミングで来たのですか?」
「それは、ラテのお母さんが直哉さんに迫る危機から守ってほしいと頼まれたんです」
「そういう事とで融合世界の4人目のプリキュアが家にいるので、帰って来た時に驚かないで下さいね」
「ええーーーそれって大丈夫なの?」
「ええ、僕の母さんのせいで融合世界の4人目のプリキュアは原作世界の4人目のプリキュアの登場の仕方が違うだけですから大丈夫と思いますよ」
「違うよ、原作世界の3人と会わせていいの?」
「ああ、それは・・・」
「それなら安心してください。原作世界の3人のプリキュア限定のステルス機能があるので」
「「「何そのご都合的な機能は?」」ラビ」
「ええーーー直哉君とのどかちゃんじゃないけど、何その限定ステルス機能はーーー」
「僕の母さんがそのステルス機能を付けたらしいです」
「そうなんだ」
「だから、原作世界の3人に見えないので響さんもアスミさんと話す時は気をつけて下さいね」
「わかったよ」
「それじゃあ僕は先に帰りますね」
そう言って直哉は大帝国劇場を出て行った。