「ねえ、私って好きな人と一緒になっていいのかな?」
「「え、何言ってるんです?さくらさん」」
響と直哉が掃除の途中さくらが家に来たので、掃除を中断してさくらの話を聞いていた。
「あ、もしかしてさくらさんあの時の軍事クーデターが切欠で大神さんを意識するようになったんですか?」
響がさくらに聞く。
「うん」
「それでは、相談と言うのはこのまま好きになった場合その先まで行って良いのかと言う事ですか」
「うん」
「そこらへんは個人の自由でいいと思いますが、ただそうなった場合大神さんが、真宮寺家に婿に入る形になると思います」
「真宮寺家の意味を考えると、さくらさんが嫁に行くと、真宮寺家は継ぐ人がいなくなりますからね」
「ああ、そうかこの時代だと後継ぎはいないとお家騒動になる時代だったね」
「ええ、でも近代化でそれなりに変わりつつあるけど真宮寺家は、日本を守る為に命を懸けで守護してきた人達ですからね」
「そうなると、簡単にお嫁にいけないよね」
「後、これはさくらさんが結婚後直面する可能性がある問題を言いますね」
「それは・・・」
「「それは」」
「子供問題ですよ」
「あ、そっちの問題か」
「ええ、さくらさんが結婚後高い確率で、後継ぎを早くとか言われるかもですからね」
「ふむふむ」
「僕が言った事は未来の事ですので、今は気にしなくていいと思いますよ」
「直哉君私、明日から仙台に帰京するの」
「そうなんですね」
「大神さんを、誘ってみるわ」
「おおーーさくらさんが積極的だ――」
そう言ってさくらは紫藤家の家を出て行った。
さくらの帰宅後・・・
「しかしさくらさんが、大神さんを意識するようになるなんて」
「そうですねあのさくらさんもレ二のように帝国華撃団と言う中で、成長してるんでしょうね」
「成長か、私もしたいな」
「響さんの成長は強制的おきますよ」
「へ、どういう事直哉君」
「シンフォギア世界の風鳴弦十郎さんからの依頼として響さんと未来さんを風鳴弦十郎達が運営している学校に通わせてほしいとね」
「それってまさか・・・私立リディアン音楽院高等科?」
「確かそのような名前でしたよ。響さん」
「まあ、現状シンフォギア世界だけにノイズが出ている以上その要請は受けれませんけど」
「シンフォギア世界のフィーネが動き出したら響さんには行って貰おうと思いますけどね」
「そうなんだ」
「ええ、それまではワイズマンが持つソロモンの笛を追いかけておきたいので」
「確かにそうだねソロモンの笛をグワイワルに貸してたみたいだし」
そう言って響は思い出す。
「ほう、お前が一人で来るとは、キュアスパークル。紫藤直哉と他のプリキュアを見捨てて来たのか?」
「ええーーー何で私が―もう一人いるのーー」
「「やっぱり直哉君の世界の3人目のプリキュアはひなたなのね」ひなたちゃんなんだ」
原作世界のキュアグレースと、キュアフォンテーヌが言う。
「私は直哉君もグレースやフォンテーヌを見捨ててないし、グワイワルの作った霊力バリアを無力化して、仲間の元に行くんだから」
「果たしてそれができるかな?」
「まあいいワイズマンから預かった。ソロモンの笛を使うとしよう」
「え、それはやばいニャン」
そして融合世界のグワイワルはソロモンの笛を使いノイズを10体召喚した。
「ええ、ワイズマンが叔父さんから奪ったソロモンの笛でのノイズ出現するのは、叔父さんがウィルとして動いていたころより多いですから」
「確かにそうだね」
「まあ今は新年を迎える前に掃除をしましょうか」
「そうだね直哉君」
そして帝都は新年を迎えた。