そしてそれぞれが動き出す。
「それではひとまずこの映像を見てください」
ついにミカサは、前方に武蔵を、確認できる位置に到着した。
「司令いつでも主砲を撃てます」
「ありがとうかえで君。よし花組に通達しろ。主砲発射後に花組の為の道を作るため、突撃を敢行すると」
「「「了解」」」
「「こ、これは」」
「この映像は本来のこれから起きる出来事の一部です」
「「本来のこれから起きる事だって」ですって」
「ええ、これは今から約20分後の未来と思ってください」
「そんなに早くに」
「はい、大神さん花組の隊長にはある程度先を見せる事ができますけど、どうしますか?」
「いえ、見なくていいです」
「そうですか、わかりました後かえでさん。僕達がミカサに乗り込んだ部屋を使わせて貰っていいです?彼女達に」
「ええ、構わないわよ」
「わかりました。それでは響さん達先に戻っておいてください」
「わかったよ直哉君」
そして響達は艦橋を出ていく。
その頃花組突入前の武蔵内部・・・
「金剛」
「あんどうしたよ鬼王?」
「京極様からの情報だ、土蜘蛛が空宙戦艦ミカサの破壊に失敗したようだ」
!!
「・・・そうか五行衆も、俺だけになったんだな」
「ああ、そうだな」
「しかし帝国華撃団もやるな、本気の土蜘蛛に勝つとはな、鬼王本音で聞くぞ、俺と帝国華撃団が戦えば、どちらが勝つと思う?」
「・・・帝国華撃団だろう」
「ふ、やはりな」
「今奴等は、土蜘蛛を倒し、勢いがあるからな」
「今の奴等と戦えば、私とて厳しい状況に追い詰められるだろう」
「何だと!!鬼王でもなのか」
「ああ、そして奴らの力を引き出しているのは、帝国華撃団隊長の大神一郎だ」
「大神一郎か奴も成長しているか・・・」
「ああ、そう言う事だろう」
「成る程な、だから京極様は鬼王と俺を武蔵内部に残らせたんだな」
「ここでなら俺と鬼王が、本気出しても問題ないからな」
「だが、鬼王本当に特殊遊撃部隊の連中は、俺達が武蔵を復活させてもおもだった行動をしないんだ?」
「恐らく彼等にとって我々も守るべき存在んなのだろう。京極様除いてな」
「はあ、どういうこったよそれは」
「金剛、お前が帝国華撃団に負けた場合これを使え」
「何だよこれは?」
「これは紫藤直哉が我々に送った物だ」
「何で俺達に送って来た?」
「恐らく特殊遊撃部隊の中では我々に死んでほしくな良いのだろう」
「本来は3つ送られていたがな」
「成る程、土蜘蛛の分か」
「鬼王これの発動条件は帝国華撃団との戦いが終われば起動するんだな」
「ああ、どんな結果でもな」
「それを聞いて、安心したぜ」
そう言って金剛は、帝国華撃団を迎える準備を開始した。
同時刻ミカサでは・・・
各隊員がそれぞれの量子甲冑に乗り、その時を待っていた。
「主砲発射ーーー」
そしてその時が来た、帝国華撃団花組は、空中要塞武蔵に移動する事に成功した。
「何だここは?」
花組全員武蔵内部が、まるで生物のような鼓動に似たような感があり、気持ち悪がっていた。
だが、花組は武蔵最深部に向かう為移動を、開始すると、暫くすると、黒鬼会五行衆筆頭の金剛と、出会ってしまった。
「よう、会いたかったぜ、大神よ今から俺と、帝国華撃団の最後の勝負といこうや」
金剛は、そう言うと金色の脇時を6体召喚した。そして自身の魔装機兵大日剣を召喚した。
「さあ俺と、遊ぼうぜ帝国華撃団」