大神がゼムリア大陸に来てから3日目の夕方・・・
「はあ、はあ」
「お兄さん大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよレン君ありがとう」
「どういたしまして、私はエステルより気が回る女の子ですから」
「何よレンその言い方?
「事実を言っただけよエステル」
「確かにエステルここに大神さんがいる事忘れてない?」
「え、だって大神さん直哉と同じ世界の人でしょだから。直哉と同じでいいと思ってた」
「大神すまん下限の知らない妹で」
「むーーお兄ちゃんまでーーー」
「はは、気にしないで下さい。俺はこれも肉体を鍛える訓練と思ってますから」
「そうか、それならいいが修行で来てるのに潰したとなったらいろいろ面倒だしな」
「でもこの3日は俺にとっては発見の連続でしたよ」
「そうか・・・ちなみにどういう所が?」
「ゼムリア大陸にそれぞれの国に軍人がいる事ですね。まずは」
「そう言えばエステルから聞いたが、融合世界にはちゃんとした軍があるのは、中心世界だけらしいな」
「ええ、今の所はですけど、直哉君が言うには、ワイズマンが融合世界からある世界をに渡りその結果交わらない筈の世界と触れ合ってしまったらしいので、今後もそう言う事態もと言ってましたから」
「成る程な」
「それに、俺は今まで誰かを助けるには軍人がやるべき事と言う考えがありました」
「そこは仕方ないだろう。大神お前の世界には降魔と言う存在があるからその対抗策として、帝国華撃団が存在するのだろう?」
「それはそうなんですけど、2度も帝都を救えたのは光武改と言う機体があったからだと思えてならないんです」
「お兄ちゃん大神さんがこう思うには理由があるの」
「理由があるのか?エステル」
そして、エステルがナオヤに言う。
「何だ?体が急に動かないぞ」
「大神さん私達も動けません」
「少尉これはいったい?」
「すみれ君俺にもわからない」
「ふふ、帝国華撃団どれほど強いのか楽しみにしていたが、この程度か」
「何だと!!」
「いや、金髪の少女と銀髪の子は危険回避能力は私の予測より高いようだな」
「貴様は一体何者だ?」
「私と君達帝国華撃団は初対面ではないのだがな」
「うう、勝者プリキュアチーム」
「おいおい響お前何泣いてるんだ?」
カンナが響に聞く。
「カンナさん気にしないでください」
「成る程、光武改を使えない状態でワイズマンと、模擬戦とはいえ帝国華撃団が、人数が、帝国華撃団より少ないプリキュアに勝てなかったのか」
「それは気にするなと言われても気になるわよね」
レンがそう言う。
「生身の修行をするなら融合世界の中では厳しいだろうな」
「ですから俺は、直哉君に頼んでゼムリア大陸に来させて貰いました」
「そう言えばお兄さんがこっちに居られる期間はどれくらい?」
「ああ、最大で3週間だよ」
「3週間か、なあエステル大神を2週間ぐらいシャーリィーに預けたらどうだ?」
「ええ、あの子にやりすぎないかしら?大神さんが変にならなきゃいいけど」
「一応俺達も参加すれば、シャーリィーのやりすぎも止めれるだろう」
「・・・そうね」
そしてエステル達と大神は、2週間と言う期間限定で紅い星座に入るのだった。