紫藤直哉の自宅にて・・・
「暇だね、ニャトラン」
「そうだニャン」
「仕方ないよ。ひなたちゃん」
「そうよ、ひなた今の内に勉強するわよ」
「えー―勉強より外に行きたーい」
「それじゃ行きましょうかのどかさん。ひなたさんのご希望通りに」
「「ええーー良いの?」」
「やったありがとう直哉っち」
そして直哉達が向かった場所は、この街にある図書館だった。
「うええ、ここ図書館じゃん」
「でもひなたさんの言う通り外ですよ」
「そりゃそうだけど」
「成る程確かに外ね」
「・・・直哉君どうしてここに来たの?」
「ああ、さくらさんからの連絡で、3人目の候補が図書館によく来てるそうなので」
「成る程」
そして直哉達が図書館に入ると中には・・・
「ねえ、みのりん先輩私達とプリキュアしませんか?」
「はっプリキュア」
まなつが同じ学校の先輩らしき女子生徒を勧誘していた。
まなつ達より少し離れた所に雨宮さくらはいた。
「ねえ、直哉君あの人が候補の人かな?」
「恐らくそうなんでしょうね、まなつさん達に見つからないように行きましょう。今日の目標は勉強会なので」
「うんそうだね」
暫くして・・・
まなつ達に勧誘されていた女子生徒が数冊の本を借りて自分のバックに入れて図書館を出て行った。
その直後・・・
「ああーー直哉さんにのどかさん達どうしてここに?」
まなつが、直哉とのどか達を見つけた。
「やあ、まなつちゃん僕は、のどかちゃん達の勉強の付き添いで図書館に来てたんだけど、まなつちゃん達はどうしてここに来たの?」
「はい、私達はプリキュアになってほしい人が図書館にいたので話していたんですけど」
「その様子を見ると失敗したのかな?」
「はい」
「そうか、それじゃあまなつちゃんはその人を誘うのはやめるのかい?」
「いえやめません」
「まなつちゃん頑張って」
「はい、直哉さん」
そう言ってまなつはさんごと一緒に図書館を出ていく。
「それでどうでした?直哉君」
「ああ、さくらさんが言ってた候補の子で間違いないと思いますよ。少しプリキュアになってる未来が見えたので」
「そうですか」
「恐らく今度ヤラネーダもしくは、降魔が出るとしたらまなつちゃんが言っていたみのりん先輩と言う彼女が巻き込まれる可能性があると思います」
「やっぱりですか」
「ええ、でも原作世界のキュアグレース達の世界ほど正確にはわからないですね、やはりここは融合世界とは離れているので」
「そうなのね」
「はい、16番目のプリキュアの世界は、融合世界が誕生した後の世界ですし」
「そのせいもあり、僕の未来を見る力も弱くなってるので」
「成る程」
「それじゃあ私はまなつちゃん達に合流しますね」
「はいさくらさん。よろしくお願いいたします」
そう言ってさくらは直哉達と別れた。
その後直哉達も図書館から出て、直哉の自宅に戻るのだった。