「それじゃあこの世界の方に干渉する決め手になったのは?」
「それはブルーがこの世界でさくらさんの仲間と君達が戦った事かな?」
直哉がそう答えまなつとさんごとみのりはその時を思い出していた。
「さくらさん落ち着いてください。あれはメガビョーゲンの力を持つヤラネーダなんです。ヤラネーダの力を前面に出ているので、直哉君がやる気を奪われて」
「そんな!!」
「ですのでヤラネーダ要素が出ている以上私達はうかつに手が出せないんです」
「でも霊力バリアもあるんでしょ?それはグレース達じゃないと」
「わかりましたグレースさん私達に任せてください」
「「「ちょっとサマー」」」
「あなた状況をわかってんの?」
「わかってるよ、あいつを浄化しない限り皆のやる気と地球が病気になるし、そしてさくらさんの仲間も助けられない。私はどれも嫌だよ」
「でも、どうするの?さくらさんが言った特殊なバリアがあるんでしょ?」
「それは・・・」
「そこは大丈夫ラビ。サマーラビリンのステッキを持つラビ」
「え」
「コーラルは僕を持つペン」
「新しい奴はおいらを持つニャン」
「「「何この力は?」」」
「この力とさくらと一緒に戦えばきっとあいつを浄化出来るラビよ」
「「「うんわかったよ」」」
「さくらさん行こう」
「ええ」
そしてさくら達がメインで戦い始めた。
「「「ああ、あの時かあ」」」
「そうだよ。それでヒーリングアニマル達を通じて君達に僕の力の一部を貸したんだ」
「「「「成る程」」」」
「それで、これから今回救出出来たあざみちゃんについてだけど、出来れば君達の所に預かってくれるかな?」
「ええ――またですか?直哉さん達は助けにここまで来たのに」
まなつが直哉に聞く。
「はは、恥ずかしいんだけど、さくらさん達が消える前にさくらさん達の部隊の隊長とちょっとした喧嘩別れをしててね、隊長が見つかるまではさくらさん達は、僕達と行動したりすると、また喧嘩になりそうだから」
「ああ、成程直哉さんはそうみられるのを避けたいのか」
「どういう事?」
「自分より他の人を優先して助けたと思われるですよね?」
「普通はそう考えない人でも、喧嘩相手だと素直になれない事もあるからね」
「君達を利用する形になるけど」
「えー―でもそれってブルーがそう言う順番で戦わせた結果じゃん。べつに直哉さんが決めて助けてないじゃん」
「事実では、そうでも人はそう考えても納得できないのよ」
「面倒ね。人間て」
「まあそう言わないでローラ」
「まあ、その辺はまなつちゃん達は気にしなくていいからね」
「でも・・・」
「なら君達に僕の家族を助けて欲しい」
「「「「え」」」」
そして直哉は、まなつ達に飛鳥と薫の今の状態を写真で見せた。
「「「これは」」」
「この2人は、僕の子供なんだ」
「ああーーこの子達ヤラネーダにやる気を奪われた子達だよ」
「「「本当まなつ」ちゃん」」
「うん、間違いないよさくらさんを見つけた時に消えた2人だよ」
「僕達がここに来たのは2人のやる気を取り戻す事も目的なんだ」