「「「ええ――直哉君それ本気ーーー」」」
「ええ、ああいう夢を見たので」
あとまわしの魔女の執事であるバトラーがヌメリーとエルダとカニを呼び新型ヤラネーダを生み出す球を3人に渡した。
「「「何だこれは」何何」何よこれ」
「これはゼンゼンヤラネーダを生み出す球です」
「「「ゼンゼンヤラネーダ?」」」
「そうです。最近は我々の協力者であるブルー様を追いかけて来た異世界のプリキュアが来てますし」
「何――奴等異世界のプリキュアなのかよ」
カニが思い出す。
「ええ、こちらの世界のあとまわしの魔女の配下との戦いは極力避けた事により僕達とブルーが、敵対している事が知られ、あとまわしの魔女の配下たちに僕達もターゲットにされてしまったようです」
「成る程ねだから直哉とのどか達が、まなつ達の学校に転校するのね」
「その方がいつ夢の事態が起きても敵を集める事が出来ますし、エステルさん」
「確かにね、でも危険な手でもあるわね」
「それを実行すると言う事は、この総力戦の途中で私達も含めて戦いに参加した者は、この世界から融合世界の方に転移する可能性があるのね」
「「「ええ――」」」
のどかとちゆとひなたはエステルの言葉に驚く。
「ええ、真宮寺直哉君が恐らく自分達の世界に連れて行こうとしてもおかしくないですし、基本プリキュア関連の力は魅力的な戦力に見えてる筈ですし、前回の闇神威型ヤラネーダの件で使えると判断していた場合ですけど」
「確かにこの世界から7人世界に連れて行くにはゲートを使わないといけないし、そんなゲートを持っていない場合、私達とブルーが戦いの途中で割り込んで、両者の力でゲートを開ける為に出てくるかも知れないのね?」
「実際に7人世界が幼馴染世界のように復活したとしても、融合世界には入れなかった可能性が高かったから、自分と同じ仲間を探していただけかもですけど」
「まあ、復活した2つの世界には逆に僕達が行けませんけどね、その周囲に結界がありますし」
「直哉その7人世界と幼馴染世界の事はいいから話を進めて」
「そうですね、エステルさん」
「それで、直哉君私達と直哉君がまなつちゃん達の学校に転校するのはいいけど、学年は?」
のどかが直哉に聞く。
「のどかさん達は、2年生として転校してください。僕はまなつちゃん達のクラスに転校しますよ」
「「「それは駄目だよ」」駄目よ」
「ええ――どうしてですか?僕12歳モードで行けばばれませんけど」
「そう言う事じゃないラビ、のどかと直哉は一緒じゃないとまずいラビ」
「ラビリン・・・」
直哉は、突然のラビリンの乱入に驚いていた。
「確かに、ラビリンの言う事もわかりますね」
「ですけどアスミさん。臨時隊員になったまなつちゃん達のサポートする事も僕の仕事なんですけど」
「わかったわまなつちゃん達のサポートは私がするわ。直哉はのどか達と2年生として行きなさい」
「そうしないとのどか達嫉妬で、プリキュアになれなくなるわよ」
「でも・・・え、嫉妬?」
「まさか・・・3人は、僕がまなつちゃん達に変えると思ったの?」
「安心してください。確かにまなつちゃん達は、後々融合世界には来るかもしれないけど、僕は響さんやのどかさん達の方が大事ですよ。特にのどかさんには僕のせいで厳しい状況にしていますし」
「だけど今はまなつちゃん達をサポートするのが最優先ですけどね」
「それじゃあ確認するわよ。まなつちゃん達達の学校に転校するのは、のどかと、ちゆと、ひなたと直哉で4人は2年生として転校するこれで良いわね?」
「「「「はい」」」」