「え、ローラ駄目だよ盗み聞きなんて」
「私はこの神殿を探検してたらまなつ達の声が聞こえたから聞いただけよ」
「まあ良いわ人魚にも説明をしてあげるわ」
そしてトワは、まなつにした同じ話をローラにした。
「そう、人魚これから私の言う事は事実よ」
「貴女達と邪神ヴォルクルスの戦いで出来た次元の穴の影響でと思うけど、貴女達の世界へ繋げるゲートが作動しないのよ」
「え、それって・・・」
「そうよ暫くゲートが使えない・・・貴女達は戻れないのよ自分達の世界に」
「・・・なんですってーーあんた神様なんでしょ、早く元の世界に戻しなさいよ」
「まなつ・・・」
トワは、まなつに視線を合わせるとまなつはトワに速攻謝っていた。
「トワさんごめんなさい」
「トワ丁度いいわあんた。融合世界が平和になったら直哉を殺すの?」
!!
「ええ、そうよ。直哉はその為だけに生まれた存在なのよ。当り前じゃない」
「その辺は直哉も、納得しているわよ。それを私に聞くと言う事は直哉が貴女達に喋ったのね」
「はい直哉さんが教えてくれました」
「みんな・・・」
「そう言う事を避ける為に現地調査をしっかりするんだ」
「直哉、私からの質問よ融合世界の平和と安定が実現したら貴方はどうなるの?」
「それは恐らく僕は死ぬでしょうね。その時が来たら」
!!
「「そんな」」
「あんたは本当にそれでいいの?」
「いいも悪いもそう言う条件の下で生まれた身ですし、場合によっては上司の気まぐれで、それを迎えても死ぬことは無いかもですけど」
「おいおいちょっと待て」
「特殊遊撃部隊の上司はまさか・・・」
「ええ、そうですよ。融合世界の神様です」
「「「「「ええ――神様ーー」」」」」
まなつ達とローラは直哉の言葉に驚いていた。
「貴女達も暫く融合世界で暮らすとしても、直哉と私達の決めた事に異議を唱えるのなら罰をあたえるわよ。貴女達は今特殊遊撃部隊の臨時隊員なのでしょう」
「「ひっ」」
「謝るから許してーー」
「駄目だ許さん。これを食らいなさい」
そう言ってトワから放たれた。紫色のビームがローラに直撃した。
「きゃあああ」
「ローラ」
そして、煙が晴れるとローラの人魚の部分が無くなり、代わりに人の足になっていた。
「「ええ―ローラの足が」私の足が人間の足になってる」
「ええ、これが人魚の罰よ、融合世界関連の異世界に行く時人魚のままだと行動しにくいでしょう?」
「ちなみにこの効果は融合世界と関係しない世界つまり貴女達の世界に戻ると元に戻るわよ」
「「ええ―つまり融合世界にいる限りローラは人間なんだ」私が人間?」
「融合世界でも人魚はいないからね。まあ昔の世界では鬼がいたけど」
「「鬼?」」
「ええ、いたわよ。興味があるならその時の記録を見る?」
「いいわ別に興味ないし」
「ええ――見ようよ」
「所でトワ、あんた直哉達ともう一組のプリキュアの捜索しなくて良いの?」
「あ――そうですよトワさん」
「直哉達の捜索はしないわ・・・何故なら居場所はわかってるからね」
「「ええ――」」
その頃直哉達は・・・
「さあ今日も紐育に行く為に頑張ろう!」
「「「元気だねジェミニさん」」」
「そうですね」