大帝国劇場地下司令室・・・
「いや本当にありがとう君のおかげでワシの娘や息子を失わずにいられたんだから」
「よしてくださいあの幻獣をあそこまで弱らせたのは俺ではないのですから」
「そうか、あの植物は幻獣と呼ばれるのか?」
「ええ、俺達の世界の希な魔獣と思ってください」
「そう言えばゼムリア大陸とはなんだ?」
そこでリィンはエステルを見る。それに従い米田もエステルを見る。
「ちょっとそこは君が聞かれたんだから答えなさいよ」
「あー米田さん。ゼムリア大陸は融合世界の一部のような世界ではなく本当の意味での異世界という認識でいいと思いますよ。リィンさんすいませんこの場では未来のとは着けません」
「気にしないでください」
「成る程、ならシンフォギア世界と同じでいいのか?」
「ええ、大まかにはそれでいいです」
「それで、灰色の騎士君。君がこちらの世界に来た理由を教えてほしい」
「それは・・・」
「俺はイシュメルガの魂を追ってこちらの世界に来たのです」
「「「「イシュメルガ」」」」
翼と米田とエステルとあやめが言葉を揃える。
「今のイシュメルガは悪霊みたいなものです」
「ちょっと待って悪霊みたいなの私達も見たわ」
「え、本当ですか?エステルさん」
そしてエステルはその時の事を話し出す。
回想・・・
その時エステル達の前に黒色の靄が三人を包み込んだ。
「フフ、見つけたエステル・ブライト、ヨシュア・ブライトよ」
「ここでお前たちを殺せば二つのゼムリア大陸が我の物となる」
「何ですってーーお前は何者なの?」
「死に行くお前達が知る必要はない」
そして黒色の靄が人形のような者を大量に産み出した。
「うえ、気持ち悪いわねこいつら」
「エステル、君は早く直哉君のところに行くんだ」
「でもヨシュア・・・」
「いいかい、エステル黒色の靄は僕達を狙っている❗もしかすると前の世界に関する事かも知れない」
「・・・」
「そうだ、エステルお前は彼のところに向かえ」
「そうそうここに居られたら邪魔だよ。私とお兄さんのね」
「ナオヤ兄さんにシャーリィどうしてここに?」
「詳しい事は後だ。エステルヨシュアお前たちは中心世界に急げ」
「そうそうここは三人でいいからさ」
「シャーリィー兄さんになにかあったら許さないわよ」
「おお怖い」
そう言ってエステル達は中心世界に向かった。
「ふ、ナオヤ・ブライト、まさか赤い星座の娘と現れるとは感謝するぞ」
「何俺も黒のイシュメルガと話がしたかっただけだかな」
「貴様我の存在を知っているのか?」
「正確には、俺達のゼムリア大陸の黒のイシュメルガだかな。シャーリィ」
「うん任せてお兄ちゃん」
そしてレオンハルト達の戦いが始まった。
回想終了
「という事があったのよ」
「やはりイシュメルガは、あの時にいたもの達を復讐のターゲットにしてるのか?」
「良くわからないがイシュメルガというものを放置は出来ぬな。紫藤直哉さん平行世界の私達の力も貸すので一緒に戦いませんか?」
「ちょっと翼さんそんなに慌てて答えを出さなくていいですよ」
「しかし」
「そうだな、少なくともイシュメルガに対抗出来るのは灰色の騎士のの機体だけのようだしな、現状帝国華撃団が早急に対応しなければならない相手はメガビョウゲーン、黒之巣会、ノイズの3つだからな」
「と言っても黒之巣会以外はほぼ直哉達に頼る形だかな」
「取り合えず灰色の騎士の機体は大帝国劇場の格納庫においてますから、灰色の騎士は大帝国劇場のスタッフとしてしばらく雇う形でいいかしら」
「え、それだと迷惑に・・・」
「いや好き勝手に動かれる方が何かと不味いんだよ軍が絡むとな」
そして話し合いは終わり直哉とエステルと翼は直哉の自宅に戻るのたった。