大帝国劇場に向かうグループとは別に直哉の自宅に向かうグループでは
「平行世界の響はグレてるね?何で」
「ちょっミリアム先輩ストレートに聞きすぎですよ」
「何で?何でユウナもヨシュアも聞きたいでしょ?」
「それは・・・」
「何で僕も聞きたいという前提で言うんだろ?」
少し困惑気味のヨシュアだった。
「・・・そんなこと貴女達には関係ないでしょ?」
「確かにそうですね」
「そうだね。グレ響には触れられたくない部分が理由なのかな?」
「えーいいじゃんいいじゃん。教えてよ」
「・・・フン」
「ギャッ」
「これでで静かになったわね」
グレ響は手刀を使いミリアムの意識を刈り取った。
「ミリアム先輩!!」
「手際かいいね」
「生きていくためには必要だったから。あ、大丈夫よ数時間したら起きるから」
「響さんご免なさい。先輩が」
「いえ、こちらも悪いから、謝らなくていいわ」
「でも・・・」
「確かに、ミリアムさんも悪いし、グレ響さんも悪いしね、今のやり取りは」
ヨシュアがそう言う。
「グレ響さん。僕はエステル外と共に響さんの事情をある程度聞いてるから君の行動には何も言うつもりはないよ。」
「ああ、太陽バージョンの私のことか」
「そう言う事」
「え、太陽バージョンてあの響さんですよね」
ユウナがヨシュアに聞く。
「そうだよユウナ」
そして直哉の自宅に戻ると・・・
「「ただいま」」
ユウナとヨシュアが家に入り声を出すと、響がやって来た。
「あーやっと帰ってきたーうわわあっ」
響は勢いを殺すことが出来ずユウナとヨシュアに突撃をするが二人は響を避けるがその後ろにいた人物とぶつかってしまった。それも口同士のキスのおまけ付きで。
「あわわごめんなさい」
そう言って響はぶつかってしまった人から離れようとしたとき再びぶつかってしまった人が響を引き寄せ再びキスをした。
「あわわ大胆」
その光景をみたユウナは固まっていた。
しばらくして・・・
紫藤家の居間で・・・
「あはは、すまないな太陽。お前が大胆な事をするからお返しをしただけだぞ」
「うう、もうお嫁にいけないよ」
「別に問題ないだろ?太陽。お前には未来がいるだろ」
「それは・・・」
「お、その反応はまさか、太陽異性として見てる男がいるのか?」
「そそ、そんなことないよ私」
グレ響の質問に動揺する響だった。
「それでどうしてこちらの世界に?」
「ああ、それは久しぶりにギャランホルンが鳴ってなたまたま共闘していた翼に強制的に連れてこられた」
「へ、ノイズが出たのこの世界に」
「ああ」
そしてグレ響は響に説明を始めた。
回想・・・
「どうして連絡が繋がらない響さんに・・・もしや」
そう言って直哉は時間を見ると、時計は午後13時を指していた。
「ああーしまった。まだ響さんのお昼寝タイムの時間だったーー」
「あんですってーー何より響肝心なときにこれないの?」
「小型ノイズはなんとか出来るけど幻獣もいる状況では厳しいよ」
「直哉さん私達もぞろぞろ限界です」
「仕方がないですねノイズは放置で・・・」
「その心配は無用」
「ノイズ達は私が殺す」
「え、翼さん・・・それに響さんですか?」
「ああ、この響はグレ響だかな」
「翼後で覚えていろ」
「おお、恐い恐い」
回想終了
私が寝ているときにそんなことが起きていたなんて」
「私としてはそこまで寝られるお前が凄いがな」
「酷いよ私が私をいじるなんて」
「フン、自覚はあるようだな」