その頃二課に帰還した奏は弦十郎と話していた。
「旦那今回ノイズが出た市街地のホテルに立花響がいた」
「そうか、響君が迎撃に出てたか?」
「いや、ホテルの中にいたよ。迎撃にすら出ていない状態だったよ」
「そうか、響君はリディアンに入学するみたいだからまだ本格的な接触するなよ」
!!
「それってマジなのかよ?」
「ああ、あのホテルに滞在してるのもそれが理由さ」
「それでこちらに引き込めると?」
「嫌それは厳しいと言うか無理だろう。彼女のギアは、もはやシンフォギアと呼べないだろう」
「その理由は奏はわかるだろう?」
「ああ」
「うおおおおお」
ギャアアアアグワアア」
「すげえ、あいつここまでの出力で戦って大丈夫なのよ」
奏が呟く。
「奏大丈夫か?」
「ああ、私は大丈夫だが響という奴大丈夫なのか?
「ああ、響君の出力は、シンフォギアの力だけでは、無理な出力だそれに奏者が恐らく耐えられん。まさしく諸刃の剣だ」
!!
「だったら止めねえと」
「やめろ奏そんなことしたらこの世界が大変な被害を生まれるぞ」
「もはや、響君にこの世界の命運を委ねるしかない」
「まじか」
「あの時私は、シンフォギア奏者になって恐怖を感じたよ」
「別の世界では、あんな力を使わないと勝てない怪物が存在するんだと・・・」
「ああ、そうだなあれとくらべても俺達の世界なんてノイズだけだしな」
「あの戦いの後からだが、シンフォギアに対する事で上層部が響君を引き入れろと言ってるが、運よく響君の顔は知られてないからな」
「成る程、二課に入れるとそっちの面で面倒になるのか」
「ああ、どのみち彼女は、あの少年の元を離れる事は無いだろうし」
「ああ、翼を助けてくれた子か?」
「そうだ、どのみちどこかで俺個人となら会えるだろう」
「どうもあの少年は、了子君を警戒してるようだからな」
「了子さんを?何でまた」
「「ええーーー異世界の敵」」
「と言う事は君も異世界人」
「ええ、そうですね」
「きゃああ。貴重なサンプルがーーー君の体を見せて」
「無理ですね、僕はモルモットになるつもりはないんで」
「うう、いけずー―」
そう言いながら白衣の女性は落胆したのだった。
「さてそろそろ失礼しますね弦十郎さん」
「ああ、そうだなノイズ以外が出たら君に連絡するよ」
「よろしくお願いします」
「そりゃあモルモットか初対面で言われたら警戒するだろ普通じゃないか?」
「まあ、そうだな」
「とりあえず響君達の件は、俺に任せてくれ」
「ああ、わかったよ旦那」
時を少し戻して・・・
「響さんあの人達ノイズを倒せてましたけどあれは一体?」
「あれが、直哉君達が言っている。シンフォギアと言う装備だよ」
「「「「あれが、シンフォギア」」」」
まなつ達は響の言葉に興味を持ちながら聞いていた。