新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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二課との接触後の特殊遊撃部隊では・・・

ホテルにて・・・

 

「駄目じゃない響翼さんと戦うなんて」

 

「ああ、それは大丈夫ですよ未来さん。本来の流れでも翼さんと響さんは決闘してますし」

 

 

「え。そうなの?」

 

 

「そうですよ未来さん。ただ普通に決闘すると、恐らく最悪の場合翼さんは再起不能になるかも知れませんが」

 

 

「そうなんだよね、そして翼さんの性格ならやるまで私を認めないだろうし」

 

 

「翼さんて最初頑固なんだ」

 

「まあ幾分かは奏さんが生きてる分まだいい方だよ未来」

 

 

「そうなんだ」

 

「わかりました、響さんシャドーを起動前にシャドー前のギアを使う機能が一応あるので教えますね」

 

 

暫くして・・・

 

 

 

「ふむふむ成る程ね」

 

 

「シャドーを起動前に自動選択モードを起動させれば、勝手にシャドーか、通常ガングニールのどちらかを纏うんだね」

 

 

「ええ、そうです。一応響さんがこの世界の主役をしている間は必要な機能ですし」

 

 

「「成る程」」

 

 

「あくまでもこれは別の立花響が出ない場合を想定しているので」

 

 

「別のわたし?」

 

 

「そうです。響さんは未来さんにコンサートに誘われてシンフォギアと関わりましたよね」

 

「うんそうだよ」

 

「ですが僕達が初めてこちらに来た時から違和感が、あったんです」

 

 

「「違和感?」」

 

「違和感とは、立花響と小日向未来本来ならいる筈の2人が、融合世界の内部の世界でもあるここに、トワが重要な人間を配置し忘れると思いますか?」

 

「確かに」

 

「「もう1人の私達も出会ってても良い筈なのに」」

 

 

「そうなんですよね、ここでは響さんと未来さんには陰ながら二課をサポートしてもらうつもりでしたが、実際は主人公が不在と言う形になっていて、これはあくまで推測の域での考えなのですけど、この世界の響さんと未来さんは既に何者かの手に落ちているのかも知れません」

 

 

「「そんな」」

 

 

「そして、この世界の物語が響さんや僕達の知らない展開になる事も考えておくべきと考えていますが」

 

 

「最初の物語が終われば、僕達はのどかちゃん達も含めた全員で、中心世界に戻りますけど」

 

 

「とりあえず未来さんと響さんは最初の物語が無事終わるまでは注意して下さいね」

 

「「はい」」

 

 

「直哉君響さん未来さん話し合いは終わった?終わったのなら夕食食べに行こう」

 

 

「わかりました。のどかさん」

 

 

そして直哉達は全員で、ホテルでの夕食を食べた。

 

 

その頃二課では・・・

 

翼が、降魔蝶と響の戦いの映像を見ていた。

 

「うおおおおお」

 

 

ギャアアアアグワアア」

 

 

「すげえ、あいつここまでの出力で戦って大丈夫なのよ」

 

 

奏が呟く。

 

 

「奏大丈夫か?」

 

「ああ、私は大丈夫だが響という奴大丈夫なのか?

 

 

「ああ、響君の出力は、シンフォギアの力だけでは、無理な出力だそれに奏者が恐らく耐えられん。まさしく諸刃の剣だ」

 

 

!!

 

 

「だったら止めねえと」

 

「やめろ奏そんなことしたらこの世界が大変な被害を生まれるぞ」

 

 

「もはや、響君にこの世界の命運を委ねるしかない」

 

 

 

「まじか」

 

 

「うおおおこれで終わりだ――蝶」

 

 

 

 

 

 

そして響は3つの力を同時に使った。

 

 

 

!!

 

 

「ギャアアア」

 

 

響の攻撃が蝶に直撃した。

 

 

「「「「「やったか」」」」」

 

 

!!

 

「グレースさん急いでください」

 

 

「わかった」

 

 

「はあ、はあ、えしまった」

 

 

響の攻撃による煙が晴れた時響にわずかなスキが出来ていたのを蝶は見逃さなかった。

 

 

「グルギャア」

 

 

そして蝶は響を捕まえ、ジャイアントスイングをして響をなげた、

 

 

「うわあああああ」

 

「響しっかりして―――響」

 

 

 

 

「・・・」

 

 

 

その時不思議な事が起こった。

 

 

 

意識不明の重体の筈の響が動き出し、蝶と戦い始めた。

 

 

 

 

「「「ええーーあのケガで動けない筈なのに」」」

 

 

響の状態を見た3人のプリキュアが驚いていた。

 

 

 

 

「グガアアア」

 

 

 

その戦いは余りにも、一方的な戦いだった。

 

 

 

進化した蝶が重症の響に一撃も与えられずに消滅したからだ。

 

 

 

「何なの子、こんな戦いをしていたの」

 

 

翼は、映像を見て驚いていた。

 

 


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